まだまだ暑い時期が続きますが
9月ってもう秋ですからね！！
そして9月はうちの父の誕生日でした
いつか書こうと思っていた父親との話を書いておこうと思う
自分の父は60歳という比較的若い年齢でこの世を去りました
子供の頃から本当に厳しい人でした
一昔前に良くいた”昭和の頑固親父”と言う感じの人でしたね
だから子供の頃からいつも話しづらい
話しかけづらい存在だったんです
大人になってからもその関係性は変わらなくて
よく言う”二十歳になったら息子と酒を一緒に飲む”なんてことも一度も無かった
自分も子供を持つ親になって
色々な苦労を知るたびに
改めて感謝の気持ちももちろんあります
だから嫌いでは無いんですが
心の何処かで苦手意識は間違いなく持っていました
初めて父と向き合った気がする
ウチの父は最終的にガンが色々な所に転移して
亡くなったんです
初めて大腸に癌が見つかった時に
大腸がんの摘出手術で人工肛門になっちゃったんですよ
たぶん手術を進める中で先生も仕方ない選択だったと思うのですが
父は手術後に”何で人工肛門になっているんだ”
”医療ミスだろ”なんて思ったらしく
その後病院嫌いになってしまったんです
それから2年くらいは”がんは気合で治す”なんて言って
元気だったんですけどね
癌が再び再発してそれから色々な場所に転移して
急激に弱っていきました
半年位入院していたのかな？
その時に初めて自分の中で父と向き合えた気がします
大人になって初めての他愛のない会話をしたり
自分が知らなかった父の昔話を聞いたり
あと父は自分はやりたい放題生きたから
この人生に後悔はないと言っていた
その言葉は凄く印象に残っている
週末は毎週の様に病院に通いました
ただ父が亡くなる1ヶ月前位から仕事もプライベートも忙しくなり
なかなかお見舞いにも行けなかったんです
父が亡くなった日も友達の結婚式の2次会に参加している時でした
今思えばスゴイタイミングですよね(^^;)
急いで病院に向かいましたが間に合う事は出来ませんでした
病院に着いて死んでしまった父を見た瞬間から涙が止まらなかった
思えば子供の頃から厳しく
それ故に苦手な存在だった父
大人になって実家に久しぶりに帰る時も
父がいない時を狙って帰っていた
だけど父が亡くなった時に初めて気が付いたんです
こんなにも父の事を好きだったんだと
何度も何度も父さんと呼んだ
もちろん返事は無いけど・・・
よくドラマとかで葬式の最後のお別れのシーンで皆が
『お父さん、お父さん！！』って呼ぶじゃないですか？
あれって演技だよな？と思ったけど
実際に本人を目の前にしてお父さんって呼べる最後の機会だからなんですよね
葬式も終わったある日・・・
葬式も終わってもずっと悲しくて
母も自分以上にもっと辛いだろうなって思って
なるべく実家に帰るようにしました
そして遺品の整理を少しづつ始めました
晩年父はこんな本を読んでいたのかと
死んでからもなお今まで見た事のない一面が見れた
それで父がずっと使っていた古い
ノートパソコンがあるんですけど
誰もいらないって言うので自分が貰うことにした
家に持ち帰ったがなんせ古いので
使うつもりは無かったのですが
とりあえずパソコンを立ち上げる
なんて事のない普通のパソコン
本当は絶対にやってはいけないのですが
父がどんなメールのやり取りを他の人としていたのかが気になった
メールを開けると
基本的には友達とのやり取りのメールばかりだった
ずっと読んでいるとガンが再発して入院する前日に友人に送ったメールにたどり着いた
『またがんが再発してしまった、本当はこれからもっとやりたい事も沢山あったのに・・・』
こんなメールの内容だった
家族の前では”俺の人生に悔いはない”って言っていたけど
本心は違ったんだと思う
本当はもっとやりたい事が沢山あったんだと思う
だけどこの事は家族には言わない方がいいと思って
自分の胸にしまってある
月並みな言葉ですが・・・
まぁ色々と書いてみましたが
今回皆さんに1番何か伝えたいかと言うと
本当に月並な言葉ですけど
親御さんの事を大切にしてますか？
会える時には顔を出してますか？
感謝の言葉を口にしていますか？
自分の1番の後悔は
最後に感謝の言葉を伝えられなかった事です
仕事の前なのにこのブログ書いていたら涙が出てきた
最後にこのPVを紹介させて下さい👇
世界的にも有名な詩です
大切な誰かがいる方であれば
きっと胸が熱くなりますよ