AM:9:45 大分県、熊本県の県境付近
この時点で実はまだ11kmしか走っていません
かなりのスローペースなのね(^^;
しかも出発から1時間45分もかかってるし
うん、想定外の遅さだな!!
再度道順をグーグルマップで確認します
こう言う時にやっぱりスマホって便利ですよね
昔のサイクリスト達は地図を持ち歩いて見ていたんですかね?
個人的にそこまで複雑なコースじゃなければ
時々スマホでルート確認すれば
初めての道でも何とか走れるなって改めて思いました
再び走りだします!!
と言うか10km走るのに2時間ぐらいかかってるし
ちょっとペースアップしないとヤバいかも(-_-;)
しばらく進むと先程のおじさんが車の誘導をしていた
どうやら近くの旅館の方だった見たい
おじさんもこっちに気が付いてくれた
僕が軽く会釈をすると
おじさんが手を振って返してくれた
なんかこういう感じいいよね!!
特に自分はいつも孤独な1人旅ですから人との触れ合いが
いつも以上にうれしいんですよね~
ここからは「ぐるっとくじゅう周遊道路」と言う道路をひた走る
ネットで検索したらツーリングやドライブで走る人が多いみたいです
紅葉は綺麗だし最初は
最高に気持ちいいな~!!って思っていたのですが
この道路が本当にくせ者!!
道路沿いはひたすら木々が生えていて
確かに紅葉の今の季節はキレイなんですけど
その木のせいで日陰になるんですよ
だから寒い!!
逆に夏場とかは涼しくていいのかも!?
そしてGoogleマップで確認をした時は平坦な道路に見えたのですが
実際に走ってみると少し下り坂が続くと次は登り坂
ちょっと行くとまた下り坂、そして登り坂・・・
嫌がらせか!!って思う位この繰り返しなんです
まぁ車やオートバイなら気にならないでしょうけど
自転車ではね・・・これはちょっとキツイですよ・・・
もちろんただただこの嫌がらせに耐えたわけではありません
そっちがその気なら受けて立ちましょう!!
こちらも登り坂はひたすらロードバイクを押して歩いてやりましたよ!!
その後もしばらくアップダウンの道路が続く
そして先程の山道よりも傾斜のキツイ坂が👇
この傾斜を見て自分の中で何かがっふ切れた
もういいや・・・
ひたすら歩こう!!
諦めてイヤホンで音楽を聞きながら
ロードバイクを押して歩く
好きな音楽を聞きながら見知らぬ街を歩く
なんかこんな感じもいいかもね~
この長い坂を登ると九重森林公園スキー場と言うスキー場に着いた
地元では冬時期にバンバンCMが流れる有名なスキー場
さすがに今はまだ雪も降ってないし閉まっていました
コロナ禍の今年
スキー場とかもどうなっちゃうんでしょうね・・・
自分はウインタースポーツは一切しません
スキーも高校の修学旅行で行って以来滑ってないな~
たぶんこのロードバイク旅が無ければ
このスキー場を見ることも無かったんだと思います
そう考えるとやっぱり旅っていいよね!!
ここからはまたしばらく下り坂
この辺は車通りも少なくて走りやすかった
筋湯温泉と言う温泉街を通り抜ける
立ち寄り湯とかあるではないですか!!
露天風呂で500円ですか~!!
いいな~
入りたいな~
入ったら絶対に気持ちが良いんだろうな~
この時まだまだ寒かったので
本気で立ち寄りたかったけど
車だったらいいかもしれませんが
今はロードバイクだぞ!!
『温泉から上がって冷めたら余計寒くなるよな・・・』って
当たり前のことに気が付いて諦めました(^^;
筋湯温泉街を通り抜けて先を急ぎます
あとこの頃から道路脇にちょっと広めのスペースがあれば
後方の車を先に行かせつつ
”休憩も兼ねて止まる”
そんな行動が癖づいていました
そうあの時もそうだった・・・
また車が2台位停まれそうな道路脇のスペース発見!!
ぶっちゃけあんまり進んでないけど
後方車両からの煽りも気になるし
ちょっと道路脇に停車したんです
この場所景色も良かったんです👇
写真をパシャリ
いい眺めだ~
まるでススキのじゅうたんが敷かれているみたい
写真の撮り方が下手くそなだけで
もしかするとこの旅で一番綺麗だなって思ったかもしれません
この時点で時刻はAM:11時
出発から3時間でまだ25km位しか走っていない・・・
本来であればこんな所でゆっくりしている場合じゃないんですけど
でも自分のロードバイク旅は
10km=1時間
こういう計算をしているのである程度は許容範囲ではありますけどね
あんまりゆっくりしていられないし
さてまた先に進みますか~!!と思ったその時だった
あれ?
なんか落ちてる・・・
近づいてみると・・・
スマホだ・・・
辺りは誰もいないし
完全に誰かが落としてしまったんだと思う
生まれて初めてスマホの落とし物を見つけた
しかも旅先の土地勘もないこの場所で
さて、どうしたものか・・・
駅とかだったら駅員さんに届ければいい
お店だったら店員さんに渡せばいいでしょう
でも周りに施設すらないこの場所
これはどうすれば良いの??
本来スマホを拾った場合の正解は
スマホの落とし物を拾った場合は最寄りの交番に届る!!
これが正しい行動でした
ただこの時は気が動転していたこともあり
こんな発想は思いつかなかったんです
だから今から自分がやった行動は決して真似しないでくださいね(^^;)
とりあえずこのスマホをどうにかしたいとは思ったんです
それでとりあえず電源が入るかを
確かめるためにスマホを拾いました
このスマホいわゆるらくらくフォンていうヤツだ
そしてスマホ本体のボタンを押したら
電源が入りました
とても優しそうなおじいちゃんがお孫さんに囲まれている
そんな待ち受け画面でした
とりあえず電源を入れたものの
相手を特定する物もないしどうしたらいいか分からなかった
※スマホの中身を見たりせず交番に届ければいいんです!!
電源はまだ80%くらい残っていたんです
『落としたてホヤホヤなんじゃない?』
『下手に自分が色々とするのは得策じゃないよね』
『ロードバイクの自分に何が出来る?』
『もしかしたらスマホ落とした事に気が付いて取りに来るかもしれないし』
そんな事を自分に言い聞かせる・・・
とりあえずスマホが車に引かれたりしない様に
道路脇の縁石に乗せました
そしてそのままその場を立ち去った・・・
見捨てて立ち去るという
本当に最低な行動を選択した自分・・・
次回はいよいよラスト!!パート4へ続く