雑記

【博多⇔小倉⇔門司⇔下関】3,100円で周遊できる『ふくふくレトロきっぷ』がお得過ぎる!! 実際の旅で回ったルートや細かいポイントまで紹介します

2023年11月3日

福岡県に2泊3日の旅に行く事になった私。

今回の旅は40代おっさん2人旅ですので「食い倒れツアーが無難かな?」と思いましたが、それだけって言うのもちょっと味気ない。

 

ファミリーやカップルなら博多駅周辺に魅力的な施設は多いのですが、今回はおっさん2人ですからね!!

 

でも正直博多駅周辺におっさん2人で行くような観光スポットは無かった・・・。

そこで博多以外にも行ってみたかった小倉・門司・下関に行くための交通手段を調べている時に、とんでもなくお得な”ふくふくレトロきっぷ”に出会ってしまったのだ。

 

今回はこの”ふくふくレトロきっぷ”に関する細かい情報から、実際に旅で利用したルートまで知りたい情報をたっぷりとお届けします!!

 

 

ふくふくレトロきっぷはこんな切符です!!

【博多・小倉・門司・下関】この4つの有名都市を最安値で楽しめる、個人的に今回の旅には欠かせなかったありがたい切符です。

 

実物はこんな感じです。

利用した区間のバスを降りる度に各切符を切り離して運転手さんに渡します、ちょっとした冊子の様な切符となっております。

 

ちなみに『ふくふくレトロきっぷ』の最新情報ふくふくレトロきっぷ公式サイトからご確認下さい。

 

公式サイトの情報はバスの事を熟知している方が書いているので、バスど素人の私には意外と分かりづらかった点も多数あり、私も何度か電話で問い合わせをしました。

今回はそんな『ふくふくレトロきっぷ』の分かりずらかった点を中心にまとめております。

 

 

ふくふくレトロきっぷ情報①ふくふくレトロきっぷはどれくらいお得なの?

『ふくふくレトロきっぷ』の販売価格は3,100円です、たった3,100円で”博多・小倉・門司・下関”この4区間を周遊できる切符なのです。

 

実際に『ふくふくレトロきっぷ』なしで、バスや電車を乗り継いでこの4区間を周遊した場合どのくらいの料金が掛かるのか?

博多・小倉・門司・下関を周遊した場合の料金

  バス利用時 電車利用時
博多駅⇔下関駅 1,700円(高速バス) 1,500円
下関駅⇔唐戸市場 230円 230円(バス移動)
唐戸市場⇔門司港 400円(フェリー) 400円(フェリー)
門司港⇔小倉駅 390円 280円
博多駅⇔小倉駅 1,350円(高速バス) 1,310円
合計 4,070円 3,720円

※電車移動は普通電車利用時の料金です。

 

『ふくふくレトロきっぷ』で実際に巡る事が出来る電車での移動や高速バス、路線バス、フェリーの移動に掛かる料金は上記の表の様になりました。

バスでの移動は4,070円

電車での移動は3,720円

 

今回購入した『ふくふくレトロきっぷ』が3,100円ですから、観光名所の多い”博多・小倉・門司・下関”この4区間を移動すると考えると最もお得なキップである事は間違いない。

 

 

ふくふくレトロきっぷ情報②ふくふくレトロきっぷは何処で買える?

『ふくふくレトロきっぷは何処で買える?』

旅の当日にバタバタするのが嫌だったので、事前にネットで『ふくふくレトロきっぷ』を購入しようと思っていたのですが、この切符はネットでの販売は取り扱いが無いんです。

 

ではふくふくレトロきっぷは何処で買う事が出来るのか?

購入できる場所は「西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナル」の2カ所のみ。

 

ふくふくレトロきっぷは各バスターミナルにある”きっぷ売り場”で購入が可能です。

 

 

ふくふくレトロきっぷ情報③具体的に行ける場所はどこなの?

ふくふくレトロきっぷはあくまでも”博多・小倉・門司・下関”の4区間を周遊する切符です。

 

周遊するルートは2種類!!

ルート① 博多⇒下関⇒門司港⇒小倉⇒博多

ルート② 博多⇒小倉⇒門司港⇒下関⇒博多

 

博多から最初に下関に行くも良し、博多から最初に小倉に行くも良し、この辺は各自で好きなように選ぶ事が出来ます。

 

ふくふくレトロきっぷで行ける場所を詳しく説明すると以下の様になります。

①西鉄高速バスで『福岡~下関』『福岡~北九州』区間の移動が出来る

◆福岡~下関区間 ”西鉄高速バス ふくふく号”

乗車、降車が可能なバス停は以下の通りです。

【福岡⇒下関】

 

【下関⇒福岡】

※博多バスターミナル発着便は少ないので事前に時刻表の確認をしてください。

高速バス情報(博多~下関)

乗車、降車が可能な場所であれば、『中州で乗って唐戸で降りる』なども可能、自由に組み合わせが出来るので旅のプランも立てやすい!!

 

福岡~北九州区間 ”西鉄高速バス なかたに号、いとうづ号、ひのき号”

乗車、降車が可能なバス停は以下の通りです。

【福岡⇒小倉】

  

 

 

【小倉⇒福岡】

   

※乗車する高速バスによって発着バス停がかなり違うので事前に確認ください。

高速バス情報(博多~小倉)

 

博多~小倉間はバス停数が多いので、自由度が高いのは嬉しいですが乗ってくる乗客も多かったです。

 

 

②路線バス乗車券(下関~唐戸、門司港レトロ~砂津)区間の移動が出来る

ふくふくレトロきっぷには路線バスの乗車券も付いています。

山口県では下関駅から観光施設が多く集まっている唐戸市場まで路線バスで行けます、ちなみに下関駅から唐戸市場までは徒歩30分ほどかかりますので、この区間をバス移動できるのはありがたい。

一方で福岡県でも観光名所として有名な門司港レトロから高速バスの乗り継ぎが出来る砂津のバス停まで路線バスで移動できます。

 

逆ルートで回る場合は唐戸市場から下関駅、砂津のバス停から門司港レトロへの移動も可能です、ただし乗り放題のチケットではなくあくまでも片道分のチケットですのでご注意を。

 

③関門連絡船片道乗船券(下関~門司港)
ふくふくレトロきっぷにはフェリーの乗車券も付いています。

下関側のフェリー乗り場は唐戸市場から徒歩5分、門司港側のフェリー乗り場は門司港駅から徒歩4分で行けますので、どちらも観光名所までのアクセスは最高の場所にあります。

 

 

ふくふくレトロきっぷ情報④切符は2日間有効です

ふくふくレトロきっぷで行ける”博多・小倉・門司・下関”の4区間は場所的にもそこまで遠くないので、朝一のバスで出発すれば一日で全ての観光地を回る事も可能です。

 

でも『それぞれの観光名所をじっくりと回りたい』ゆっくりと観光したい方もいますよね、そんな方でもふくふくレトロきっぷは”2日間利用する事が出来る”のでゆっくり観光したい派のにもおススメです!!

 

 

ふくふくレトロきっぷ情報⑤観光施設や飲食店でサービス特典がある

ふくふくレトロきっぷは交通費だけを考えても十分にお得な切符だという事はお判りいただけたかと思いますが、実はまだお得な特典があるのです。

門司港地区、下関地区の観光施設や乗り物、飲食店やお土産屋さん等でふくふくレトロきっぷを提示する事で割引サービスや特典が受けられるんです。

 

対象の施設や詳しいサービス内容は下記公式サイトでご確認ください。

ふくふくレトロきっぷ/サービス特典一覧

 

 

 

私が実際にふくふくレトロきっぷで行った1泊2日旅ルート!!

ふくふくレトロきっぷでの旅プランは2パターン。

ルート① 博多⇒下関⇒門司港⇒小倉⇒博多

ルート② 博多⇒小倉⇒門司港⇒下関⇒博多

 

今回私が実際に行ったのはルート①のプランです。

それでは実際に巡ったルートを紹介します!!

 

 

ふくふくレトロきっぷ旅 1日目  博多⇒下関⇒レンタサイクル観光

博多バスターミナルの外観の写真

画像出典:barrierfree.pref.fukuoka.jp

 

【ふくふくレトロきっぷ旅 1日目】

①AM8:08 博多バスターミナル発の高速バスで出発、いざ下関へ

ちなみに博多バスターミナルから出発する際は少し注意が必要です。

博多と下関を結ぶ高速バス『ふくふく号』は1日12便走っているのですが、実は博多バスターミナルで乗れる便はそのうちの4便しかないんです・・・。

事前に時刻表を確認しておかないと旅の出ばなをくじかれます!!

博多⇒下関区間は2時間ほどのバス旅です。

 

AM10:10 下関駅到着、駅でレンタサイクルを借りる

本来ふくふくレトロきっぷがあれば下関駅~唐戸市場までは路線バスに乗れます。

 

しかし今回私の旅は、下関市内の観光地を多く回りたかったので下関⇒唐戸市場区間の路線バス乗車チケットは使わずに、下関駅駐輪場で借りられるレンタサイクルで旅をしました。

 

実際にレンタルしたクロスバイク。

 

レンタサイクルの場所 下関駅北自転車駐車場(下関駅)
利用料金 

電動クロスバイク1,000 円/1 日

その他600 円/1 日

利用時間  7:00〜19:00/1日(受付は18:30迄)
休業日  年中無休
お問い合わせ  083-242-0099

私が借りた2023年9月時点での情報です。

 

 

PM12:00 下関市:海鮮丼が有名な『おかもと鮮魚店』でランチ

魚好きの私は有名な海鮮丼を色々と食してきましたが、お世辞抜きにこのお店の海鮮丼は本当に美味しかった!!

 

大袈裟な話ではなく”人生で最高級に美味しかった海鮮丼”でした下関に訪れた際にはぜひ行っていただきたい名店です。

 

 

PM15:00 本州⇒九州 関門海峡を徒歩で渡る

下関と言えば関門海峡!!

本州と九州を結ぶ関門海峡ですが、実は歩いて渡る事が出来る人道トンネルがあるんです。

私も自転車を押し歩きながら人道トンネルを進みました。

 

 

PM16:00 門司区:関門海峡ミュージアムに行く

門司地区は門司港レトロが有名ですが、関門海峡ミュージアムもおすすめ!!

今回はおっさん2人旅でしたが家族連れやカップルで行くにはとても良い施設だと思います。

 

施設内をを足早に回り関門海峡ミュージアム4回にあるカフェで休憩

クルーズカフェ キャナルと言うカフェなんですが、眺めが最高で癒されました!!

 

PM17:00 門司区:世界にひとつだけの焼きカレーで夕食

門司港で有名なグルメは焼きカレーが有名なんです。

調べてもらうと分かりますが門司港だけで40店舗以上の焼きカレーが提供されています。

 

そんな焼きカレー激戦区門司港の中でも有名店である『世界にひとつだけの焼きカレー』で夕食を食べました。

平日でしたが夜の部が開店する17時の10分前に到着した時には待ちのお客さんが3組程いまして、17時のオープン直後には直ぐに満席になりました・

 

私が食べたのはお店で一番人気の”めんたい焼きカレー”

プチプチの明太子とまろやかなカレー、そして焦げたチーズが絶妙に両者とマッチして最高に美味しい焼きカレーでした。

 

 

PM19:00 下関市:下関市内のホテルで一泊

門司港から下関駅まで自転車で戻りました。

ちなみに門司港から下関駅までは自転車で30ほどで行けます、体力に自信がある方はレンタサイクルで移動すればかなり安上がりに旅が出来ますよ。

 

ふくふくレトロきっぷ旅 2日目  下関⇒小倉⇒福岡市内へ

【ふくふくレトロきっぷ旅 2日目】

①AM10:00 下関駅から唐戸市場へお寿司を堪能する

下関観光と言えば唐戸市場は外せません。

そして唐戸市場には週末限定で”活き活き馬関街”と言うイベントが開催され、この”活き活き馬関街”が凄いんです。

この写真の様に寿司がずらりと並べられた店舗が唐戸市場内にずらりと並んでいます、私は金曜日に行きましたがお客さんがとにかく多かった。

人気店は行列が出来ていましたよ!!

 

せっかく唐戸市場に行くならに行くなら是非とも”活き活き馬関街”が開催される週末に行って欲しい!!

 

②AM11:40 下関(唐戸)~ 門司港へフェリーで移動する

 

唐戸市場から徒歩5分の場所にフェリー乗り場があります、唐戸市場~門司港は5分ほどの船旅ですが、海上から眺める関門海峡はとても素敵でした。

天気が良い日は船上の席に座るのが気持ち良いですよ。

 

 

②AM12:00  門司港から小倉駅へ電車で移動

本来であればふくふくレトロきっぷを買ったんですから、”門司港”から高速バスの乗り換えが出来る””砂津”バス停まで路線バスで行けます。

ですが今回は時間短縮の為に路線バスではなく電車で移動しました・・・。

門司港~砂津区間を路線バスで移動すると移動時間は約44分ですが、門司港~小倉駅区間を電車で移動すると移動時間は約13分で到着できます。

 

電車で移動した方が圧倒的に早かったりする・・・、この区間は時間に余裕が無ければ電車で行くのも良いかもしれません。

 

③PM13:00 小倉駅から天神バスターミナルへ高速バス移動

小倉駅~福岡区間の高速バスは3種類ありますが、私は停車バス停の少ない『なかたに号』で福岡に戻りました。

行きと同様に博多バスターミナルに到着する便を探しましたが、小倉発の高速バスは『西鉄天神高速バスターミナル』が終点となっておりました。

 

 

④PM13:00 ふくふくレトロきっぷ旅終了、天神バスターミナル到着

西鉄天神高速バスターミナルの内観の写真

画像出典:barrierfree.pref.fukuoka.jp

2日目は夕方に博多駅を出発する予定でしたので、かなり駆け足での移動でした。

時間があれば小倉駅周辺を探索するのも楽しかったかなと思いますよ!!

 

 

ふくふくレトロきっぷは本当にお得なきっぷでした

旅行のプランを考えた時に、山口県の下関地区も福岡県の門司港、小倉地区もとても魅力的な観光地です。

もちろんどちらか一つに絞っていくのであれば通常の切符での移動が安かったりもするのですが、どうせならどっちにも行けて、更に周遊する為に必要な切符が全てセットになっている”ふくふくレトロきっぷ”は本当に今回の旅には欠かせない切符でした。

 

皆さんも”博多・小倉・門司・下関”の4区間に観光する場合はふくふくレトロきっぷでお得に旅を満喫してみてはいかがでしょうか?

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