こんにちは、hachiです。
皆さんはどの様な洗剤を使って家の掃除をしていますか?
私はそれぞれの場所に適した市販の専用洗剤も使っていますが、それ以外にも100均などで売っている『クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ』この3種類の粉末洗剤を水に溶かしてスプレー容器に入れて使っています。
粉末洗剤のメリットは何と言っても
価格の安さ!!
市販の専用洗剤も300円程度で買えますので高いとは思いませんが、粉末洗剤は水に溶かして使えば100円でかなり長い期間使う事が出来るんです。
また私自身はクエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダを『とにかく安いから!!』と言う理由で使い続けていますが、世間的には化学薬品を含まない”環境に優しいエコ洗剤”として注目されています。
この粉末洗剤は安価でマルチに使える反面『トイレ用、キッチン用、お風呂用』など具体的な場所が決まっていないので『この洗剤は何処で使えるんだっけ?』って毎回思ってしまうんです。
そこで今回は粉末洗剤の代表格である『クエン酸、重曹、セスキ炭酸』に関してそれぞれどの場所で活躍できる洗剤なのかを仕分けしてみました!!
【クエン、重曹、セスキ】それぞれの特徴を理解しよう
今回紹介する『クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ』この3種類の粉末洗剤にはそれぞれ異なる特徴があり、掃除をする上で知っておくべきポイントがありますので簡単に説明させて頂きます。
画像出典:kisojibussan.co.jp
【クエン酸】
クエン酸は酸性の性質を持つのでアルカリ性の性質を持つ汚れに対して有効になります。
【重曹】
重曹は弱アルカリ性の性質を持つので酸性の性質を持つ汚れに対して有効になります。
【セスキ炭酸ソーダ】
セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性の性質を持つので酸性の性質を持つ汚れに対して有効になります。
重曹よりもアルカリよりなので酸性の汚れに対しては強力な効果を発揮します。
水あか、石鹸カス、トイレの尿汚れなどは酸性の汚れです。
酸性の汚れはアルカリ性の洗剤が有効
手あか、湯あか、皮脂汚れなどはアルカリ性の汚れです。
アルカリ性の汚れは酸性の洗剤が有効
この2つの性質は掃除を進める上でかなり需要なポイントになります。
【クエン、重曹、セスキ】スプレー水の作り方
粉末洗剤は研磨効果を期待してそのまま使用したりペースト状にして使用する事がありますが基本的には水と希釈してスプレーで掃除する事が多いと思います。
まずはそれぞれのスプレー水の作り方をまとめてみました。
クエン酸水の作り方
クエン酸水作り方は水100mlに対してクエン酸小さじ1/2杯が目安となります。
小さじ1/2杯を測るのが面倒な方は水200mlに対してクエン酸小さじ1杯位でクエン酸水を作成すると簡単です。
重曹水の作り方
重曹水作り方は水100mlに対して重曹小さじ1杯が目安となります。
セスキ炭酸ソーダ水の作り方
セスキ炭酸ソーダ水作り方は水100mlに対してセスキ炭酸ソーダ1gが目安となります。
小さじ1杯が5gなので500mlサイズののスプレーボトルであれば水500mlに小さじ1杯位でセスキ炭酸ソーダを混ぜ合わせれば簡単に作成できます。
各粉末洗剤のスプレー水の作り方をまとめてみました、いずれのスプレー水も使用期限は1か月程度となっておりますので作る手間はかかりますが使い切れる分量を作成する事をおススメします!!
また同時に複数の洗剤を使うケースもありますのでラベリングしておくのが無難です。
【クエン、重曹、セスキ】トイレで使える洗剤&場所
ここからは各洗剤が有効な場所を場所ごとに一覧にしていきます、掃除をする際の参考にしてみて下さい!!
まずはトイレ掃除で有効な洗剤を調査してみました!!
【トイレで使える洗剤一覧】
トイレの名称 | 最も効果的な洗剤 |
便座 | クエン酸 |
便器 | クエン酸 |
尿石 | クエン酸 |
便器の黒ずみ・カビ | 重曹・セスキ |
ウォシュレットノズル | クエン酸 |
トイレの床 | クエン酸 |
トイレの壁 | クエン酸 |
トイレタンク | 重曹 |
トイレの消臭効果 | クエン酸 |
※トイレの壁紙清掃時は壁紙を傷める恐れがあるのでクエン酸水で拭いた後は”水拭き&乾拭き”する事を推奨します。
トイレの掃除をする時に有効的な洗剤は
『クエン酸』
尿は一般的には中性と言われていますが細菌の働きによりアルカリ性であるアンモニアに変換されます。
アルカリ性のアンモニアを除去する為には酸性であるクエン酸による掃除が有効なんです、トイレで気になる『尿石・黄ばみ』もアルカリ性なので酸性のクエン酸が有効です。
一方で便器内に出来るトイレの黒ずみやカビ、手あか、皮脂汚れは酸性の汚れなのでアルカリ性が有効です、掃除場所によって使う洗剤を変える事がトイレ掃除をより効果的に行うポイントです。
市販のトイレ洗剤は何性の洗剤なのか見てみよう!!
私が使っている市販のトイレ洗剤を見てみました。
私が現在使用しているトイレ洗剤は『こすらずスッキリ泡パック』『ルック+泡ピタ』この2種類です、便器内部を泡で洗浄するトイレ洗剤です。
今まで調べた事もありませんでしたが両方とも弱アルカリ性でトイレの黒ずみや殺菌効果が期待できる商品でした、また皮脂汚れなどにもアルカリは効果があるので便座を拭く際にも活躍できます!!
もう一つ便座や床などを拭く時に使っているのがコチラ
『トイレクイックル』は弱酸性の製品でした、尿ハネなどで汚れた便座やトイレの床などを拭くには酸性が効果的なのでまさしく理にかなう商品ですね!!
【クエン、重曹、セスキ】キッチンで使える洗剤&場所
キッチン周りの掃除で有効な洗剤はこちら!!
【キッチンで使える洗剤一覧】
キッチンの名称 | 最も効果的な洗剤 |
シンクの水垢・石鹸カス・カルキ | クエン酸 |
コンロ周り | 該当なし |
焦げ落とし | 重曹 |
排水溝のヌメリ | 重曹・セスキ |
キッチンの壁 | 該当なし |
キッチンの床 | 重曹・セスキ |
換気扇部品 | 該当なし |
キッチンの消臭 | 重曹 |
※キッチンの床清掃時は壁紙を傷める恐れがあるので重曹・セスキ水で拭いた後は”水拭き”する事を推奨します。
キッチンの掃除をする時に有効的な洗剤は
『重曹・セスキ炭酸ソーダ』
キッチン周辺で最も気になる汚れと言えば『油汚れ』。
しかしキッチンが汚れる最大の要因である食用油や動植物油は中性なので『油汚れは酸性だ!!』と言う情報もありますが”弱アルカリ性”の重曹、セスキ炭酸ソーダではほとんど効果が見込めないんですって!!
油汚れに対して本当に向き合う場合は弱アルカリ性ではなくマジックリンなどの”アルカリ洗剤”を使う事をおススメします。
ただしキッチン掃除の中でもシンクの水垢はアルカリ性なのでクエン酸が効果的ですし、キッチン周りの壁や床の”手あか、皮脂汚れ”などは酸性なので重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的です。
市販のキッチン洗剤は何性の洗剤なのか見てみよう!!
キッチンの清掃で私が使っている市販の洗剤を見てみました。
こちらは食器洗いで使用している洗剤です、中性洗剤なので中性の汚れに効果が無いと思いきや”界面活性剤”の効果で水と油を混ざりやすくする事で汚れを取りやすくしているんです。
こちらはキッチン用のマジックリンです、弱アルカリ洗剤では落ちない汚れもでアルカリ性の洗剤では落ちやすくなります、更に界面活性剤も入っているのでかなり効果的。
【クエン、重曹、セスキ】お風呂場で使える洗剤&場所
お風呂場掃除で有効な洗剤はこちら!!
【お風呂場で使える洗剤一覧】
お風呂場の名称 | 最も効果的な洗剤 |
お風呂場の水垢 | クエン酸 |
お風呂場の黒い汚れ | 重曹・セスキ |
お風呂場の白い汚れ | クエン酸 |
お風呂場の黒カビ | クエン酸 |
お風呂場の赤カビ | 重曹・セスキ |
お風呂場の排水溝 | クエン酸・重曹・セスキ |
お風呂場の汚れに関してはどの洗剤が効果的と言うよりも「汚れの種類によって有効な洗剤を使う」事がベストです。
”鏡に付いた水垢・ドアの白い汚れ・パッキンの黒カビ”はアルカリ性なのでクエン酸が有効ですし、”床に付い黒い皮脂汚れ・赤カビ”は酸性なので重曹、セスキ炭酸ソーダが有効です。
お風呂の排水溝は水道水に含まれるカルシウム、マグネシウムと石鹸が結合して出来る”金属石鹸”、皮脂汚れと石鹸カスが結合して出来る”酸性石鹸”が付着していますので重曹とクエン酸を組み合わせて掃除する方法もあります。
市販のお風呂洗剤は何性の洗剤なのか見てみよう!!
お風呂の清掃で私が使っている市販の洗剤を見てみました。
『バスマジックリン』は中性洗剤、『バスタブクレンジング』は弱アルカリ性洗剤でした、一般的に湯あかに対してはアルカリ洗剤が効果的なのですがバスマジックリンは独自の技術があるのかもしれません。(なぜ中性でもキレイになるかは調べても分かりませんでした・・・)
【クエン、重曹、セスキ】使い分けて効果的なお掃除を!!
基本的にはその場所に適した専用洗剤を使うと言うのがベストだと思います、私もそれぞれの場所に適した市販の専用洗剤も使っています。
ただ今回紹介した『クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ』は経済的で環境に優しいエコな洗剤として持っていて損は無い洗剤ですし、スプレー水として常備しておけばちょっとした掃除の際に使用できるので、専用洗剤と併用して使う事で効果的な掃除が出来ますよ!!