『自転車のタイヤなんて交換しなくても無限に乗れるっしょ?!』、若かりし頃の私は本気でそう思っていましたが・・・、もちろんその考えは大間違い!!
タイヤはゴム製品ですから地面との摩擦で擦れて消耗しますし、自転車に乗っていなくても経年劣化によってダメージは受けています。
今回のブログで調査する事
- 自転車タイヤの目安
- 自転車タイヤの交換時期
- 自転車タイヤの寿命の伸ばし方
自転車タイヤの交換目安は何を見ればよいのか?
まずは普段乗っている自転車のタイヤを実際に見て頂いて、タイヤ交換の目安に関してチェックしてみて下さい!!
自転車タイヤの交換目安① タイヤ内部の白い繊維が見えている
自転車に長く乗り続けているとタイヤはどんどん摩耗していきます。
車のタイヤの様にスリップサインがある自転車タイヤもありますが、安価なタイヤを買い漁る私は自転車のタイヤでスリップラインは見た事が無いです。
そんな自転車のタイヤの交換目安として分かりやすいのが、ケーシングが見えているか?という事です。
【ケーシングとは?】
画像出典:cyclemode.net
ケーシングは自転車のゴム内部の繊維が束ねられた骨格の様な層です、皆さんもタイヤの一部分が白く見えるようになったことは無いでしょうか?
自転車のタイヤがケーシング見えるまで減ってたので交換。側面変形してた、危なかった。 pic.twitter.com/cFQiHjtYO1
— toitoi (@oi_kibun) April 30, 2021
この白い繊維が自転車タイヤ表面に見えてきたら交換目安と言うよりも即交換するべきです!!
自転車タイヤの交換目安② タイヤ表面にヒビが入っている
”タイヤの表面にヒビが入っている”と言う状態もタイヤ交換のサインになります。
今日は自転車屋さんしてます(笑)
外したタイヤ、ヒビだらけ😇😇😇 pic.twitter.com/66nQn7XUD8
— うっちゃん✨👑🐉✨ (@F15A_DIAMANTE) April 12, 2020
自転車のタイヤが受けるダメージは地面との摩擦によるダメージ以外だけではありません。
自転車に乗っていなくてもタイヤは劣化するんです。
自転車のタイヤが劣化する要因としては「大気中のオゾンによる劣化、光や紫外線による劣化」があります。
オゾンや光、紫外線などの影響を受けて、ゴム製品であるタイヤは化学反応を起こしタイヤ表面に亀裂が生じるんです。
自転車のタイヤにヒビ割れが出来れば走行中に異物が挟まりやすくなりますし、パンクのリスクも高まりますので、タイヤのひび割れもタイヤ交換の目安となるんです。
自転車タイヤの交換目安③ タイヤに穴が開いている
自転車のタイヤに釘などの異物が刺さってしまい穴が開いてしまった場合もタイヤ交換をした方が賢明です。
自転車のタイヤに釘刺さってんけどwふざけんなしww pic.twitter.com/gPhbluUFaz
— はい😐 (@haichan828) July 2, 2020
例え自転車タイヤに刺さった異物を取り除いても、道路や歩道を走行中にまたその穴に異物が挟まり”再びパンクする”と言う負のループに陥ります。
小さい穴であれば補修材などで延命処置も出来るでしょうけど、がっつり系の穴が開いてしまった場合はタイヤ内部のチューブがむき出しの状態で走っているも同然です。
タイヤに穴が開いた際はパンクリスクが大幅に高まるのでタイヤ交換が必要です!!
自転車タイヤの交換時期はいつなのか?
自転車タイヤの交換目安は先ほどの調査で分かりましたが、具体的な交換時期に関してはイマイチ分かりませんでしたので、自転車のタイヤの交換時期に関してもっと具体的に調べてみました。
自転車タイヤの交換時期を走行距離を基に考えると、自転車タイヤが本来持つ性能の低下は1000kmを超えた頃から始まります。
そして私の経験や自転車屋さんの意見などを参考にすると、自転車タイヤのケーシングが見えたりひび割れが発生するのは走行距離が4000km程度です。
自転車タイヤの交換時期の目安は「走行距離が4000km」が一つの目安となります。
通勤通学で年間120日休みがあると仮定した場合、年間で240日自転車を利用しますのでタイヤの交換目安は以下の様になります。
走行距離(240日/年) |
走行距離1000km到達 |
走行距離4000km到達 |
3km走行 | 約1年10カ月 | 約5年半 |
5km走行 | 約10カ月 | 約3年半 |
10km走行 | 約5カ月 | 約1年8カ月 |
15km走行 | 約2カ月半 | 約1年2カ月 |
単純に走行距離だけで自転車タイヤの交換目安を計算すると、通勤通学で3km程度しか自転車で走行しない場合は5年半ほどで自転車タイヤの交換目安を迎え、通勤通学で15km程度自転車に乗る場合は1年2ヵ月で自転車タイヤの交換目安を迎えると言う結果になりました。
自転車タイヤの寿命をできるだけ長くするには?
物価の高騰が止まらない昨今では、自転車のタイヤも値上がり傾向が続いています。
できるだけ自転車のタイヤを長持ちさせて消耗品による出費は押さえたいですよね?
そこで自転車のタイヤの寿命を少しでも伸ばす方法を知っておきましょう!!
自転車のタイヤ寿命を延ばす方法① タイヤの空気をこまめに入れる
自転車のタイヤを延ばす方法で大きな効果があり、誰にでも簡単に出来る方法は『自転車の適切なタイヤ空気圧で走る』という事です。
たったこれだけですがタイヤの摩耗を早める事も、タイヤにひびが入りやすくなる事も、自転車タイヤの空気圧を適正に保つだけでタイヤの寿命を延ばす事が出来ます。
自転車のタイヤ寿命を延ばす方法② 光、紫外線からタイヤを守る
画像出典:楽天市場
自転車の走行中に紫外線から守るのは無理な話ですが、職場や学校、自宅の駐輪場で直射日光を避けて自転車を停めるだけでもタイヤの寿命を延ばす効果があります。
もし長期間自転車に乗らない場合は、自転車のカバーをするだけでもタイヤの劣化を遅らせる事が出来ます、可能であれば室内保管をお勧めします。
自転車のタイヤ寿命を延ばす方法③ 走行中のタイヤへの衝撃を少なくする
自転車のタイヤは常に地面のアスファルトと自転車のホイールと言う、実に強固なものに挟まれながら走っています!!
例えば高い段差をスピードを落とさずに乗り越えたり、急ブレーキを掛けて自転車を停車させたり、必要以上にタイヤに負担を掛けるのはタイヤの寿命を短くしますし、パンクのリスクも上がってしまいます。
自転車の乗り方もタイヤの寿命を短くしてしまいますので注意が必要です。
まとめ
自転車のタイヤは無限に走れる訳ではなく、日々少なからずダメージを受け続けています。
少しでも交換時期を遅らせる為に対策をしてみてはいかがでしょうか?