私の趣味である休日のサイクリングを楽しむために、街中を抜けて近所のサイクリングロードに向かう途中で今まで見た事がない自転車を見たのです。
正直最初は「原付かな?」と見間違えるサイズ感だったので「原付でサイクリングロードを走るな」って思いました。
しかし近くで見てみるとそれは原付ではなく自転車だったんです。
極太タイヤの自転車だったのですが家に帰ってからネットで調べると”ファットバイク”と言う自転車だったんです。
今回はそんな気になる自転車ファットバイクについて色々と調べて行きます!!
ファットバイクとは?
そもそもファットバイクとは何者なんだろうか?
いつものパターンでWikipediaで調べてみましたが載ってません、ファットバイクって正式名称ではないのかな?
それでも私なりに色々と調べました!!
ファットバイクと言う自転車が生まれたのはアメリカのミネソタ州です、暑さがピークの夏の季節は30℃くらいまで気温が上昇し寒さがピークの冬の時期は-20℃くらいまで冷え込む日本で言う北海道と同じ様な地域ですかね?
ミネソタ州は冬時期になると雪が頻繁に積もるんです、その冬の積雪時期にでも自転車を楽しみたいと思っていた地元のサイクリストが自分たちでフレームやタイヤを改造して雪上走行を楽しむ為に作られたのがファットバイクの始まりです。
そしてファットバイクが世に広まったのは2005年位ですから今からまだ15年前の事なんですね、アメリカの自転車メーカーのSurly社が2000年の初頭に初めてマウンテンバイクのパーツと相互性を持たせた極太のリムと極太のタイヤを発売したんです。
そして2004年に世界で初めてファットバイクの量産に踏み切り瞬く間に世に広まて行きました。
Surly社は今現在でもファットバイク界では一目置かれた存在です。
ファットバイクの価格帯は?
ファットバイクを純粋に機能性だけで乗りたい方はどのくらいいるのでしょうか?
たぶん多くの方は見た目のカッコよさに惹かれて乗っているのではないでしょうか?
ファットバイクは雪原などの悪路を走行する為に作られた自転車ですが、実際にはファッションとして買う人が多く悪路ではなく舗装された道路を走る方事を目的に購入する方も多いです。
だから最近では見た目だけがファットバイクのいわゆるルック車も多く『悪路走行禁止』と言うステッカーが貼られたファットバイクも売られていました・・・。
ファットバイクのルック車は比較的安価で購入できます、ピンキリでしたが安いものであれば3万円位で買えます。
逆にファットバイクとしてのスペックが高い大手自転車メーカーから販売されているファットバイクは調べてみると結構高く、ピンキリですけどちゃんとしたファットバイクを買うなら20万円位はします。
その代わり大手自転車メーカーのファットバイクはあの見た目では想像できないですが車体重量が12kgくらいの軽量なタイプがあったり、悪路などのハードな走行に耐えうるパーツが使われていたりします。
ちなみに私が調査したルック車のファットバイクは車体重量は20kgでした。
でも街中で走行しているファットバイクを見てもルック車なのか判別が出来る方はいないと思いますので、ファッション性でファットバイクを選ぶなら安価な方を選択するのもありかもしれませんね。
ファットバイクのメリット
ファットバイクは見た目がかっこいい!!
ファットバイクは見た目がかっこ良いです。
私も初めてファットバイクを見た時はシビレました、車とかでも同じだと思うんですがやっぱりタイヤが大きく太い方がかっこよく見えるんですかね?
ファットバイクは極太タイヤならではの安定感がある
ロードバイク等のスポーツバイクはどちらかと言うとタイヤと路面の接地面を極力減らす自転車なので、走行中の安定感も無いですしスリップが怖かったりしますがファットバイクは真逆ですよね。
タイヤの太さで言えば一般的なロードバイクのタイヤ幅が25c=2.5cm、対して現在ファットバイクの主流のタイヤ幅は5インチ=約12cmです。
タイヤの太さはロードバイクの5、6倍くらいありますので普通に考えても圧倒的な安定感があります、だからこそ悪路であってもグリップ力が高い分安定して走れるんですね。
ファットバイクのデメリット
ファットバイクは駐輪場探しに苦労する
近年車輪を固定するタイプの駐車場がかなり多くなってきました、でもマウンテンバイクよりもはるかに太いタイヤのファットバイクでは車輪固定タイプの駐輪場での駐輪は厳しい様です。
また自転車を停車する際にかける鍵もある程度大きめサイズの物でなければなりません。
ファットバイクはパーツ探しに苦労する
ファットバイクは最近でこそ見かける機会は増えましたが、まだまだ一般的な自転車に比べたらマイナーな自転車です。
少し大きな自転車店でなければファットバイクの取り扱いもありませんし、パーツの取り扱いもありません。
またタイヤなども通常の自転車タイヤに比べたらお高くなっています、参考までにファットバイクのタイヤの価格を調べてみましたが最低でも8,000円位しました!!
しかしファットバイクの年間維持費に関してはサイクルベースあさひさんのブログ「雪道から砂地、もちろん街乗りもOKなファットバイクってなんだ?種類から使い方、選び方をご紹介。」に書いていましたが、タイヤもロードバイクの様に1日で100km走る事もないのでタイヤの消耗も少ないですし、マウンテンバイクの様に悪路を走ってもサスペンションが痛んだりする事もありません。
そう考えると年間のランニングコスト的にはロードバイクやマウンテンバイクと変わらないレベルになるそうですよ!!
ファットバイクはスピードが出にくい
ファットバイクを選ぶ時点でスピードを求めて乗り換える方はいないと思いますが、ファットバイクは車体も重たいし地面とタイヤの接地面が多いく摩擦も大きくなります。
なのでスピードに関してはスポーツバイクに比べると出しにくい。
でも実際にファットバイクユーザーのSNSなどを見てみましたが、スピードは出なくてものんびりゆったり走る分には乗り心地も良いみたいですし、想像しているよりもペダリングも重たくないんですって!!
まとめ
まずはあの謎の自転車がファットバイクと言う名前だった事が分かってちょっとすっきりしました。
ファットバイクは本当に見た目がかっこ良かったです、私もちょっと興味が湧いてきました!!