個人的な話になりますが自転車には子供の頃から乗っていましたので割と長い付き合いですが、原付バイクにはほとんど乗った事がありません!!
20代になりたての頃に友人に借りて数回乗った程度です。
自転車少年だった私が初めて原付バイクに乗った時は『なんて楽ちんな乗り物なんだ!!』と思う反面、車道でビュンビュン車に抜かされるたびに『なんて怖い乗り物なんだ・・・』とも感じました。
現在40代になった私は数年前にロードバイクを購入した事で再び自転車にハマっています。
当初はスポーツバイクでの遠出を楽しんでいましたが、最近はちょっとした買い物や気分転換で乗る事も増えてきました。
そんな時にふと思う事があるのです。
街乗りや通勤などの実用性を考えた時に”原付バイクと自転車どちらが優れた乗り物なのか?”という事です。
今回はそんな疑問を解消すべく様々な角度から「原付バイクVS自転車」を比較していきたいと思います!!
「原付バイクVS自転車」実用的なのはどっち?
それでは個人的に気になっている項目から順を追って検証していきます。
原付VS自転車① コスト面で優れているのはどっち?
まずは両者の購入費用から考えていきます。
原付バイクも自転車もピンキリなので比較は難しいですが参考価格を調べてみました。
参考価格 | |
ママチャリ | 15,000円 |
ロードバイク | 100,000円 |
原付バイク | 150,000円 |
予想通りではありましたが本体価格だけで単純に比較すれば原付バイクがやっぱり高い!!
ママチャリでも高級な電動アシストタイプの車種を探せば8万円ぐらいするのもありますし本当にピンキリなのであくまでも上記の価格は一般的な自転車、原付バイクの価格となります。
続きまして原付バイクと自転車の年間の維持費について比較していきましょう。
自転車 | 原付バイク | |
軽自動車税 | 0円 | 2,000円 |
自賠責保険(3年) | 0円 | 4,113円 |
メンテナンス費用 | 2,000円~ | 5,000円~ |
ガソリン代 | 0円 | 8,160円 |
年間維持費 | 約2,000円 | 約20,000円 |
今回は1カ月当たりに日常使いや通勤通学で1日10km(往復)を20日間(週5日)使用したと仮定して月に200km走行した場合で計算しました。
原付ガソリン代内訳
1ヵ月の走行距離200km✖12か月=2400km
2400km÷50km/h(燃費)=48リットル
48リットル✖170円(ガソリン代)=8,160円
自転車の維持費に関しては私も20代の選半までは通勤通学で毎日の様に乗っていましたが、1年に一度パンク修理に1,000円出す程度で最悪チューブの交換をしたとしても年間の維持費は2,000円程度でした。
スポーツバイクなどでこまめにメンテナンスをする方は維持費がもっと高くなる可能性はありますが、それでも数千円程度の維持費だと思います。
一方で原付バイクに関しては軽自動車税や自賠責保険料に加えて安価ではありますがガソリン代が掛かります。
また原付バイクに関しては点検費用やオイル交換費用などでメンテナンス費用を5,000円と計算しています、原付バイクの場合の年間維持費は約2万円と言うのが相場のようです。
当然の結果ではありましたがコスト面に関しては自転車の方が圧倒的に有利です!!
原付VS自転車② スピードが速いのはどっち?
スピードの関してはちょっと複雑な事情が出てきます。
まず車道を走る際の制限速度ですが、原付バイクは皆さんもご存じの通り制限速度は30km/hです。
一方で自転車も車道を走る場合には制限速度がありますが、自転車の場合は車と同じ制限速度が適用されているんです。
なので制限速度の無い一般道では自転車は60km/hで走ってもスピード違反にはなりません。
もちろん60km/hのスピードを自転車で走るのは至難の業です、ママチャリの場合全力でペダルを漕いだ時のスピードが20km/hと言われていますので、平均速度ば10km/hと言ったところではないでしょうか?
普通に考えてもスピードに関しては原付バイクの方が圧倒的に有利です!!
原付VS自転車③ 買い物で便利なのはどっち?
近所のスーパーに買い出しに出た事を想定してみましょう。
買い物で原付バイクと自転車を使用した場合は、自転車にも前カゴはありますが、前カゴに荷物を乗せた分重たくなりますので運転に影響が出るのは避けられません。
しかし原付バイクの場合は前かごに荷物を入れてもほとんど走行に影響が出ないと言います。
一方で駐輪スペースに関してはどうでしょうか?
スーパーやコンビニでは原付バイクも自転車もどちらも駐輪出来るスペースが設けられていますが
駅前などではどうでしょうか?
50cc以下の原付バイクは駐輪場に停める事が可能ですが、実際には自転車用の輪留めが設置されている場所が多く原付バイクを駐輪できるスペースはかなり少ないのが現状です。
買い物で原付バイク、自転車を使う事を想定した場合は、原付バイクの方が荷物を運ぶのは有利ですが、駐輪の事を考えると自転車の方が有利な場合があるので、どちらが有利とは決め難い所です!!
原付VS自転車④ 交通ルールが厳しいのはどっち?
交通ルールに関しては自転車よりも原付バイクの方が圧倒的に厳しいです!!
原付バイクに関しては保有台数が多いという事もありますが、一般的なバイクと比較しても3倍程度交通違反で捕まる確率が高いと言います。
ちなみに最も原付バイクで違反件数が多いのは最高速度違反(30km/hオーバー)かと思いきや一時不停止違反が一番多いんですって!!
一方で自転車に関しても近年交通違反の取り締まりも厳しく、厳格化されてはいますが原付バイクに比べればまだまだゆるい印象は否めません。
交通ルールの面に関しては自転車の方が有利だと感じます!!
原付VS自転車⑤ 耐久性で優れているのはどっち?
耐久性に関して両者を調査してみますと自転車の寿命は5年~10年と言うのが一般的です。
自転車の寿命に関しては依然調べた事があるのですが、フレームが5年目くらいから経年劣化が始まってしまうんです。
一方で原付バイクに関してはどうでしょうか?
原付の寿命も管理方法によって差はあると思いますが、統計的には7年間又は4万km走行できると言われています。
そう考えたら耐久性と言う観点で言えば原付バイクの方が有利なのかなと思います!!
”原付VS自転車”は利用用途やライフスタイルで変わる
今回原付バイクと自転車を比較して色々と調べてみましたが、原付バイクや自転車を使う用途やライフスタイルによってどちらが優れているかは違うのかなと思うんです。
例えば坂道の多い地域に住んでいる方なら原付バイクはさほど勾配の影響を受けないと思いますが、自転車にとって坂道は圧倒的に不利です。
逆に自宅の近くにサイクリングロードなどがあり、自転車の方が有利な環境の地域もあると思います。
原付バイクと自転車どちらが有利かと言うのはメリット、デメリットを足し引きしてそれぞれの使用用途に当てはめて考えないと実際にどちらが優れているかは分かりません。