雨の日にキャンプは出来れば行きたくはないですよね。
好んで雨の日に行く人もいるのでしょうか?
以前土砂降りの雨の日にキャンプに行った事があるのですが、私が使用しているテントは無名アウトドアメーカーの激安テントなので「テントが雨漏りしたらどうしよう・・・」なんて事を考えてすごく不安になった事があります。
そこで今回は「テントの雨漏り対策」について調べてみたいなと思います!!
テントの一部分が破れた場合に有効なアイテム
それではまずはテント生地の中でも部分的に破れた場合の対処法を見ていきましょう。
補修材(シームグリップ)
テントやタープの近くで焚火を行って『焚火の火粉で穴が空いてしまった・・・』なんて言う事もあるかと思います、そんあ小さい穴に対しては補修剤と言うモノが有効です!!
このシームグリップはテント以外にも日用品の補修にも使えるアイテムです。
●レインコート
●傘
●リュック
●革製品
●ゴム製品
●靴の修理
普段使いとしてシームグリップは効果的なアイテムとなっております。
リペアシート
テント、タープ生地がっつりと切れてしまったり、大き目の穴が開いた場合はリペアシートを使いましょう。
この前の年越しキャンプで風穴開けたメガホーンの修理
とりあえずポリ用のリペアシートを表面に貼って、裏から近い色だったTC用のリペアシート貼りました pic.twitter.com/5wORDyJhLy
— ライワ@えぼキャン△ (@19900718y) January 12, 2020
リペアシートに関してもテント以外でも色々な用途の補修で使用されています。
●レインウエア
●ダウンジャケット
私も冬場のキャンプでダウンジャケット着ますけど、確かに焚火の火粉でダウンジャケットに数カ所穴が開いてますからね。
リペアシートには2タイプあります。
【シール型リペアシート】
その名の通り貼り付けるだけで補修が出来るタイプのリペアシートです、現地でテントに穴を開けちゃった場合などはこのシール式が便利ですね。
【アイロン型リペアシート】
アイロンの熱によって貼り付けるタイプのリペアシートです、家でじっくり修理できる時はこちらの方が良いかと思います。
テント生地の経年劣化によって雨漏りする場合
今回テントの雨漏りに関して調べていましたが、実はテントに穴が開いたり破れたりしていない場合でも雨漏りがするケースが多く報告されているんです。
テントに穴あきや破れが無いのに雨漏りする要因は以下の二点です。
●シームテープの劣化による縫い目からの漏れ
●撥水剤の劣化
テントをどれだけ大切に使用していてもシームレステープや撥水剤の劣化はいずれ訪れるんです。
シームテープの補修
ちびっ子の歓声がこだまするご近所の公園にテント持ってって、剥がれかけたシームテープをむしる作業してきました。10分で「全部むしるの無理だコレ」ってなって撤収😇
それはそれとして、公園ってのどかでいいなぁ~ pic.twitter.com/TfxlzTFUtA— rico (@madogoshinorico) May 12, 2019
シームテープは生地を縫い合わせる時にできる”縫い目部分からの水漏れ”を防ぐために貼られているテープです。
テント以外にもレインウエアにもシームテープが使われています、ちなみに私が仕事で使っている激安レインウエアには貼られていませんでした・・・。
このシームテープ補修に関してはアイロンで簡単に出来るみたいです、気になる方はチェックしてみて下さい!!
撥水剤(防水剤)の劣化
基本的にテントやレインウエアには雨をはじくように撥水剤が生地に塗布されているのですが、この撥水剤も劣化するんです。
撥水効果の薄れたテントに対しては撥水効果を復活させる撥水スプレーを使用します!!
私はこの撥水スプレーと言うアイテムを使った事が無いので、実際に撥水スプレーを定期的に使用しているキャンパーさんの使用方法を見てみました。
①雨の日に使用した濡れたテントを持ち帰る
②自宅でテントを水洗いをする
③晴れた日にテント干して乾燥させる
④撥水スプレーをテント生地にかける
この様な手順で作業されていました。
またスプレータイプの撥水剤以外にも塗るタイプの撥水剤もある様です、ちなみに塗るタイプの方が撥水効果が長持ちするんですって!!
こまめにメンテをする方はスプレータイプ、一撃でしばらく撥水を持たせたい方は塗るタイプの撥水剤を使用するのが良いのだとか。
『実はそれテントの雨漏りじゃないよ!!』結露の可能性もある
テントの雨漏りは生地に穴が開いたり破れたり、シームテープ、撥水剤が劣化する事によって発生する事が分かりました。
しかしその他にもう一つの可能性があります、実はテント内に発生した結露を雨漏りと勘違いされて『新品のテントが早速雨漏りしたぞ!!』とメーカーに問い合わせる方も多いのです。
確かに朝起きてテント内がべちゃべちゃになっていたら雨漏りと勘違いするのかもしれません。
ちなみにテント内の結露に関しては換気をしてあげるのが一番の対策になります、テント設営時にベンチレーションなどが付いているテントはしっかりとベンチレーションを開けて下さい。
またフライシート、タープ等もテント生地がよれている状態で張るのはNGです、しっかりとテント生地を伸ばした状態で張る事で通気性がアップします。
ちなみに結露に関してはダブルウォールじゃないテント(フライシート、インナーテントに分かれていないテント)の場合に発生しやすい様です。
テント内の部分的な雨漏りではなく全体的にテント内に水滴がある場合は結露を疑いましょう!!
あとがき
山の天気は本当に変わりやすいのでキャンプと雨はある意味切っても切れない関係なのかもしれません。
シームテープの経年劣化に関しては「数年テントを使ってなく、押入れに寝かせていたのに久しぶりにテント広げたら使ったらシームテープがボロボロになっていた」なんて事もあるみたいです。
ノーメンテナンスの私のテントもいつか雨漏りする日が来るのかもしれません・・・。