私が住んでいる九州の片田舎の街には自転車レーンは存在しません!!
自転車レーンが無いという事は『道路の道幅が広いんでしょ??』と思われるかもしれませんが、道路の道幅も狭いので自転車乗りとしては走りにくい街なのかもしれません。
先日お隣の街にサイクリングに行った時に自転車レーンを久しぶりに走る機会があったので、とても気分良く走っていたのですが自転車レーン特有の問題に直面しました。
歩道を走っても車道を走っても迷惑がられる自転車にとって唯一気持ちよく走れる自転車レーンに堂々と車が停車していたんです!!
まぁ、仕方のない事なのかもしれませんが個人的には気分が悪かった。
そこで今回は”自転車レーン”に関する様々な事を調査し問題定義をしていきたいのです!!
自転車レーンなんてものは一昔前は無かったよな?
”自転車レーンなんて昔は無かったぞ!!”と40代の私は思ったのですが、自転車レーンの歴史をたどってみると古くは昭和48年(1973年)に大阪で全国に先駆けて自転車レーンが設置されていました。
そう考えたら私は自転車レーンを見た事がありませんでしたし、基本的に歩道を走る事が多かったので気が付かなかっただけかもしれませんが。今から50年ほど前から自転車レーンは存在していたんですね。
海外の自転車レーンの歴史を見てみましたが、イギリスなどではおよそ90年前に自転車専用道が出来ていました。
ただし当時のイギリスでは自転車愛好家から”自転車は車道が走れなくなったじゃないか(怒)!!”と言う不満が噴出して自転車専用道路を無視して車道を大人数で走行するなどのデモ行為なども行われたんですって!!
個人的には車道を走る方が怖いのでこの自転車愛好家の方の気持ちは全く理解出来ませんけど。
そして今回初めて知った事があるのですが、日本も昔は自転車が歩道を走る事が出来なかったと言うのです。
今では当たり前のように自転車は歩道を走るイメージがありますが、昭和45年に道路交通法が改定されるまでは自転車は歩道を走る事が出来なかったのです。
自転車が車道しか走れなかった昭和45年当時は車の交通量が大幅に増えた事によって自転車による死亡事故が多発していたと言います。
今でも基本的に自転車は車道通行ですが、狭い道路などでは自転車も歩道を走れる様に”自転車走行可”の歩道が増えています。
自転車専用レーンがあっても車の駐車場となっている場所が多すぎる!!
交通量の多い道路や狭い道路でも安全に自転車が走れる様に自転車レーンが設置されているのに、結局車の駐車場として使われているケースも少なくはありません。
今日の都道431号線。
・2008年に「自転車通行環境整備モデル地区」として🚲自転車レーン(専用通行帯)ができた
・路上駐車重点取り締まり路線でもある
でも普段はずっとこの状態。。以前#9110 で「110番を」と案内されたので通報しました。続きます。
📷13時24~58分
参考 https://t.co/8f0mjQ3sik pic.twitter.com/by4XLzbnUX— となりのじてんしゃ (@BikeNextToYou) January 21, 2020
これでは全く持って自転車レーンの意味がない・・・。
私が走った時も自転車レーンに停められた車のせいで、結局車道側にはみ出して走るハメになっちゃうんですよね。
でも迷惑駐車によって車道側にはみ出しているのに何となく自転車が悪いみたいな空気になるんですよ・・・。
自転車レーンが車の駐車場となっているケースは他にも沢山あります。
車道で自転車が自動車の進路を塞ぐいでノロノロ運転するのが煽り運転だというなら、自転車専用レーンで違法駐車する自動車はどうだ。
わざわざ自動車の進路を塞ぐ自転車なぞほとんどいない。それに比べて、自転車専用レーンに駐車する自動車は山ほどいる。邪魔なのはどちらだ。 pic.twitter.com/7hBf78lzrV— radiojunkR (@radiojunk) January 2, 2023
SNSで探せば数えきれないくらい出て来ますので紹介しきれません・・・。
自転車レーンにクルマを駐車する行為は法的に問題ないの?
先日私も自転車レーンに堂々と車を停車している光景を見て思ったのですが「自転車レーンに駐車するのってアリなの?」普通に警察に捕まる行為なのでは?
そこで自転車レーンや自転車専用道路に車が駐車する行為について道路交通法ではどの様になっているのかを調べてみました。
調査した結果ですが、自転車レーンへの車の駐車は禁止されていました!!
ただし・・・。
駐車禁止区域でなければ人の乗り降りや荷物の配送などでの一時的な駐車は認められているのです。
だから駐車禁止区域でなければ自転車レーンに駐車する行為は事は違反とは言い切れないという事が現実なのです。
自転車レーンはあくまでも自転車専用のレーンですので、車はもちろん原付バイクなども走行できません。
誤って走行した場合は『通行区分違反』となり減点及び罰金の対象となります。
ただし車やバイクでも道路を左折する場合や道路沿いの店舗に入る場合などは、徐行し自転車の走行を妨げないように注意しながら走行する事が出来ます。
それでも自転車レーンが増える事に期待したい!!
冒頭でも言いましたが私が住む地域には自転車レーンはありません。
そして道幅も広くないので自転車で車道を走るのが怖いですし、車を運転していても車道を走る自転車を追い越す時は怖いです。
一方で日本の首都である東京都では自転車レーンが年々目に見えて増えていると言います。
2019年時点で300kmある自転車レーンを10年計画で更に600km増やして合計900km自転車レーンを整備する予定なんです。
900kmと言う距離は東京~北海道、東京~九州まで行く事が出来る距離なんです。
現状の自転車レーンには様々な問題点はありますが、自転車レーンは狭い車道に比べたら圧倒的に走りやすく安全に走れると思いました。
今後もさらに自転車レーンが増えてくれることを願います!!