私の体重は現在78kg。
私の身長は167cmで標準体重は61kgですので、実に現在の体重は標準体重より+17kg重たいのです。
改めて標準体重と今現在の自分の体重を比べてみるとちょっと怖い。
ちなみに40代になってロードバイクを始めた私ですが、ロードバイク効果で一時的に体重が減った時期もありましたが今現在は元の体重に戻ってしまいました。
嫁さんからも『毎週自転車で走りに行ってる割には体重減らないよね・・・』と言われます、確かに毎週の様に休みの日に出掛けて3時間ほどサイクリングで汗を流して、家での食事もそんなに多く食べる訳でも無いんです。
だから嫁さんとしては自分の体重が減らない事にかなり疑問を抱いているみたいです。
でも私は知っている・・・。
間食が多すぎて痩せない事を!!
余談が長くなりましたが、今回は”自転車✖体重の関係性とは?”という事で自転車とそれに乗る人の体重でどの様な影響が出るモノなのかを色々な角度から調査をしていきますよ!!
自転車乗りの理想的な体重は65kgである
今回自転車と体重の関係性に関して調べている中で面白い事が分かりました。
実は一般的なシティサイクルは体重が65kgの人が乗る事を考えて設計したり強度などの品質評価をしているんです。
もちろんすべての自転車メーカーさんを調べたわけではありませんが、多くの自転車メーカーさんが65kgと言う体重を基準にしているんです。
そして日本工業規格(JIS規格)でも自転車の品質、性能、安全性の規格を決める際には乗車体重が”65kg”と設定した上で規格を決めているんです。
『65kg以上の人が自転車乗ると壊れるの?どうなるの?』って思いましたが、当たり前ですが一概に直ぐに壊れるわけでは無いようです。
ただし65kg以上の方が自転車に乗れば元々の設計値をオーバーしている訳ですから、自転車の各部品の消耗や劣化などに関しては想定より大きくなるとの事で、自転車にとってはあまり良くはないですかね。
自転車に制限体重はあるの?
自転車を設計する基準となる体重は”65kg”という事が分かりました、そう考えたら体重が78kgの私は13kgもオーバーしてる事になります。
そしてここで少し疑問に思った事があります。
『自転車には体重制限はあるのか?』という事です、大手の自転車メーカーさんの制限体重に関して調べてみました。
トレックの自転車の体重制限は?
それではまずはアメリカ大手自転車メーカーであるトレック社の自転車の制限体重を見ていきましょう。
トレック社の自転車を購入した際に自転車の取り扱い説明書を貰います。
このトレック オーナーズマニュアルの中にある”自転車のタイプと使用条件”の所にそれぞれの自転車の種類や走行条件下での体重制限が記載されています。
トレックで人気があるロードバイクは走行の条件によって異なりますが135kgが上限となっています。
ジャイアントの自転車の体重制限は?
続きましては自転車大国”台湾”の大手自転車メーカーであるジャイアント社の自転車の制限体重を見ていきましょう。
ジャイアント社も自転車を購入した際に自転車の取り扱い説明書を貰います。
BICYCLE OWNER’S MANUALに関しても一通り確認してみましたが、『スポーツ車の乗員体重は65kgで設計されています』との記載はあったものの肝心の体重制限に関する記載はありませんでした。
さらにジャイアント社の自転車の制限体重に関して調べてみるとYahoo知恵袋にこんな投稿がありました。
投稿者の方は体重115kgの巨漢な男性です。
この男性はクロスバイクを購入する為に自宅近くの自転車屋さんに向かいました、自転車屋さんでクロスバイクを見ていると店員からこのような事を言われたんですって。
『お客様の体重だとクロスバイクは厳しいかもしれませんね、私としてはマウンテンバイクの方をおススメします。』
店員さんも悪気はなかったと思いますけど言い方がちょっとね・・・。
それでもその男性が欲しかったのはマウンテンバイクではなくクロスバイクです。
どうしても諦めきれなかったその男性はジャイアント社に直接電話して、自分の体重と乗りたいクロスバイクの車種を伝えて体重制限について問い合わせたんです。
ジャイアント社からの回答は『体重制限は無いのであなたの体重でも大丈夫ですよ!!』この様な回答があったそうなんです。
なんと、ジャイアント社のクロスバイクは体重制限は無いんですって!!
よくよく調べてみると最近は”自転車の体重制限が無い”というメーカーも結構あるみたいです、それだけ車体の強度に自信があるって事なのでしょうかね??
どうしても気になる場合は店員さんの言葉を鵜呑みにしないで、メーカーさんに直接問い合わせるのもいいのかなと思います!!
自転車で体重が重たい事によるデメリットは?
自転車に乗る際に体重が重い事によるデメリットは何となく想像は出来るかもしれませんが沢山あります!!
ヒルクライムや登り坂ではきつくなる
体重が重たい事によるデメリットで一番感じやすいのは山道を走るヒルクライムや坂道を登る時でしょうね。
実際に体重が重い事によってどのくらい坂道を走るタイムに影響が出るのかを実験された方のブログなども見ましたが、自転車に乗る人の体重が1kg重くなるだけで100m当たり4秒ほど遅くなるそうです。
もちろん人それぞれ脚力も違いますので一概には言えませんがやはり体重によって影響があるっていう事ですよね・・・。
エネルギーロスが増える
自分自身の体重が重たければ自転車は人力ですから当然ペダルを漕ぐ際に使うエネルギー量は増えます。
特に走り出しの際に多くのエネルギーを使いますので街乗りがメインになっている方に関しては、信号待ちなどのストップ&ゴーで体重が重たい事によってかなりのエネルギー消費をしてしまいます。
部品の消耗スピードを早めてしまう
先ほども触れましたが自転車の設計は多くのメーカーさんで体重が65kgの方を想定して設計されていますので、体重が設計上の想定体重より重たければ重たい程自転車の各部品の消耗も激しくなりますからね!!
体重が重たい事によるメリットもある?!
今回は””自転車✖体重”という事で色々と調べてきました。
個人的には体重が重たい事によるデメリットが多い事は予想通りでしたが、一つぐらいは体重が重たい事によるメリットも欲しいと思いさらに色々と探してみました。
個人的にここまで書いてきた中で”体重が軽い方が正義だ!!”と思ってきましたが、実は”体重が軽けりゃ全てよし!!”と言う訳でも無かったんです。
実際に今回調べた中で自転車レースでより早く走る為に頑張って減量に励んだ方が言ってましたが、その方は過度に体重を減らし過ぎてしまった事で本来持っていたパワーやスタミナまでも失ってしまい後悔した事があると言っていました。
だからこそ体重に関しては標準体重位に抑えておくのがベストなのですね。
プロのロードレーサーも体重を減らすのではなく、最近は重量(筋力)を増やす選手もいるんです!!
特にスプリント勝負の際は筋力が物を言う世界になるのでパワーがある方が有利ですから、”痩せている=速い”とは言い切れないですよね。
あとがき
体重に関しては私も標準体重+17kgなのであまりデカい事は言えません。
体重が軽い方がメリットは多いのですが、ただ痩せれば良いという訳でもないという事も今回分かりました。
それでも健康の為にもロードバイクを楽しむ為にも、あともう少し体重を落とした方が良いかなと自分は思っています・・・。