自転車のサイズに関しては道路を走行する事もありますので、走行中の安全面を第一に考えるならば自分の身長にジャストフィットするサイズの自転車を選ぶ事がベストです。
一般的なママチャリやシティサイクルは24インチ、26インチ、27インチとタイヤのサイズで自分の身長に合う自転車を決めます。
一方でスポーツバイクになるとタイヤのサイズは700cで一律なのですが、自転車のフレームのサイズで自分の身長にフィットする自転車を決める事が出来ます。
自分の身長に合うフレームのサイズなので”ジャストフィットする自転車に乗れる!!”とメリットが多い様に思われますが、フレームのサイズが細かく分かれている事で自分の欲しいサイズの自転車が手に入らない事もあるんです・・・。
スポーツバイクは普通の自転車と違ってイヤーモデル製で1年毎にモデルチェンジしていきます。
だからこそ自転車屋さんも基本的にはその年に発売されたモデルは1年間で売り切りたいので大量に仕入れる事はしないんです。
そしてその年に売れ残ったスポーツバイクは型落ちモデルとして安く買う事が出来ます。
私の場合は安くロードバイクを買う為にあえて型落ちモデルを狙っていたので、実際にロードバイクを購入する為にお店に行った時に欲しかったロードバイクは売られていたのですが、自分に合うサイズが売り切れており、自分の身長よりもワンサイズ上のロードバイクしか在庫が無かったんです。
最終的にどうしてもそのモデルのロードバイクが欲しかったので、自転車屋さんの系列店舗に在庫の確認をしてもらい、少し遠方ではありましたが自分に合ったサイズのロードバイクを購入する事が出来たんです。
でもここで一つ疑問が・・・
もしもあの時お店に在庫が合った”ワンサイズ大きめのロードバイクを買っていたらどうなっていたのか?”という事です。
私の様なケース以外にも、例えば知人から譲り受けたロードバイや家族が乗らなくなったロードバイクを譲り受けたものの、自分の身長とフレームサイズが合わない事もあると思います。
そこで今回は”自分の身長に合わないサイズのロードバイク、クロスバイクに乗った場合にどの様なデメリットがあるのか?を調査していきます!!
大きめサイズの自転車に乗るデメリットとは?
大きめサイズのスポーツ自転車に乗る最大のデメリットは丁度よいポジションで走る事が出来ない事です。
スポーツバイクは自転車の設計者が乗る人の身長を考慮して、どうすれば快適な姿勢で走る事が出来るかを考えて自転車の構造を設計しているんです。
大きめサイズの自転車に乗るとどうなる?
●ハンドルの位置が高くなる
●ハンドルまでの距離が遠くなる
●サドルの高さは低くしないといけない
大きめサイズの自転車に乗るとハンドル位置は身長の高い人に合わせて高く設計されており、逆にサドルは足が地面に届かないので低くしないと乗れない状態になります。
う~ん??待てよ、これって・・・、よくよく思い返してみてください!!
ママチャリの姿勢と同じになります。
ママチャリはハンドルまでの距離は近いのでまだ良いのですが、大きめサイズのスポーツバイクはハンドルまでの距離が遠くなるので、かなりアンバランスな姿勢で走る事になってしまうんです。
大きめサイズの自転車は前傾姿勢が取り辛くなってしまいます。
このブログでも以前勉強しましたが、自転車に乗車時に掛かる空気抵抗の8割は自分の体によるものです、だからこそ前傾姿勢が取り辛いと言うのは空気抵抗が間違いなく増えますので快適な走りを阻害する大きな要因になります。
そして空気抵抗の大きさはスポーツ自転車にとっては致命的な問題になります。
サイズ感に迷ったら小さいサイズが良い!!
私は基本的には”大は小を兼ねる”と思っている人間です。
洋服や靴やバック、何でも大きめサイズを選んでしまいますが、スポーツタイプの自転車に目を向けて見ると小さめサイズを選んだ方が良いのです。
例えば私が乗っているロードバイクには以下の4サイズがあります。
サイズ | 適正身長(cm) |
430(XS) | 155~170 |
465(S) | 165~175 |
500(M) | 170~185 |
535(ML) | 180~190 |
私は身長は167cmですので、430・465サイズが適正身長に入っていますので、スポーツバイクを選ぶ際には430を選んだ方が良いという事になります。
実際に自転車屋さんでサイズ感の相談をした時にも、自分の身長の適正サイズ内での話ですが、大きめサイズor小さめサイズで迷った時は小さめサイズを勧められました。
小さめサイズの自転車に乗るとどうなる?
●ハンドルの位置が低くなる
●ハンドルまでの距離が近くなる
●サドルを高くする事が出来る
小さいサイズの自転車を選んだ方がハンドルは低くなり、サドルは高めに設定できますからより深い前傾姿勢が取れるんです。
高低差が付けやすく前傾姿勢で走れると言うのはポーツバイクにとってはかなり大きな意味を成します。
自転車のフレームサイズは後から変えられない、だからこそ慎重に!!
自転車は色々なパーツを追加したり交換したり、自分が走りやすくカスタマイズしていくのも楽しみの一つです。
大概のパーツは変える事が出来ますが、残念ながらフレームに関しては変える事が出来ません。
『自転車屋さんに自分に合うロードバイクの在庫が無いから妥協して選んだ』と言う理由で自分に合わないサイズの自転車を安易に購入するのはお勧めできません!!
しかし実際には大きめサイズの自転車を選ぶ人もいますし、もらい物の自転車に乗る事もありますし、大きめサイズの自転車でも満足している方もいます。
今回の話はあくまでもスポーツ系の自転車を購入する際の一つの参考として考えて頂ければ幸いです!!