自転車の乗り換えのタイミング
一般的なケースを考えますと
高校や大学の進学で自転車通学をするようになったり
健康の為に自転車通勤を始める
その様なタイミングで買い替えるケースが多いんですかね
そして一昔前までは
自転車と言えばママチャリ、シティサイクル
この様なイメージがありましたが
近年では学生さんであっても
クロスバイクやロードバイクに乗り換える方も少なくはありません
今回はママチャリ歴15年でロードバイク歴3年の自分が思う
・ママチャリとスポーツバイクの違い
・スポーツバイク特有の面倒くさい所
・スポーツバイクならではの楽しい所
実際に両者に乗って感じる所をお伝えしたいと思います!!
40代のおっさんがロードバイクを始めたきっかけに関してはこちらを👇
目次
ママチャリとロードバイク・クロスバイクの明らかな違い
それではまず初めに疑問に思うかもしれませんが
ママチャリと同じ自転車であるスポーツバイクで
”何がそんなに違うの?”
この疑問に関して考えていきましょう!!
ママチャリとスポーツバイクの違い① 自転車本体の重量が違う!!
ママチャリとスポーツバイクの決定的な違い
それは自転車本体の重量が違うのです!!
自転車の種類 | 自転車の重量 |
ママチャリ | 約18kg |
クロスバイク | 約10kg |
ロードバイク | 約8kg |
一般的なママチャリとスポーツバイクの重さは
倍くらい違うのです!!
ロードバイクもクロスバイクも購入するグレードによっては
重量の差はあるかと思います
自分が購入したロードバイクも10kgくらいはしますが
それでもビックリするくらい軽いです!!
ママチャリとスポーツバイクの違い② ハンドルの形状が違う!!
ママチャリとスポーツバイクの決定的な違いとして
ハンドルも欠かす事が出来ない違いです
自転車の種類 | ハンドルの名称 |
ママチャリ | セミアップハンドル |
クロスバイク | フラットハンドル |
ロードバイク | ドロップハンドル |
ママチャリで一般的に使われているのが
セミアップハンドルという形状になります👇
自分が歴代乗ってきたママチャリも100%このハンドル!!
ドロップ、フラットハンドルの特徴
ロードバイクのドロップハンドルや
クロスバイクのフラットハンドルは
ハンドルのグリップ部が自転車の前方にあるので
自然と前傾姿勢での走行になります
そして前傾姿勢になることにより
空気抵抗を減らす事が出来ますし
体の全体的な筋力を使いながら走る事が出来るので
パワフルな走りが出来るのです!!
セミアップハンドルの特徴
ママチャリ特有のセミアップハンドルは
ハンドルのグリップ部が体に近い位置にあり
体を起こした直立姿勢での走行に最適!!
また直立姿勢で走れる事で走行時の安定感は増します
しかしフラットハンドルとは逆で空気抵抗を受けやすく
また基本的にサドルにどっしりと座って走るため
足の筋力だけで走ってしまいます
たかだかハンドルの形状が違うだけだと思っていましたが
実は走行にも影響する大切なパーツでした(^^;
ママチャリとスポーツバイクの違い③ フレームの素材が違う!!
ママチャリとスポーツバイクの価格差にも影響を与えているのが
フレーム素材の違いです!!
自転車の種類 | フレーム素材 |
ママチャリ | スチール、鉄 |
クロスバイク | カーボン、アルミ、クロモリ |
ロードバイク | カーボン、アルミ、クロモリ |
ママチャリで安価なモデルの場合は鉄製、スチール製のフレームが使用されています
スチールってあんまり聞きなじみが無いですけどね(^-^;
鉄やスチールというのが材料費が安く抑えられ
加工もしやすいので製造コストは抑えられますが
”重たい、錆びやすい”というデメリットがあります
確かに以前乗っていた中古のママチャリもサビが酷かったな(-_-;)
一方でロードバイク、クロスバイクのフレームは
最高峰のカーボンフレームは素材の価格も高いですし
加工もしにくい素材ですので製造コストは高いのですが
”軽量でサビにくい”と言う大きなメリットがあるのです!!
アルミフレームに関してもカーボンには劣りますが
ママチャリなどのフレームと比べると
明らかに軽いですよ!!
ママチャリとスポーツバイクの違い④ タイヤの種類(幅)が違う!!
スポーツバイクと言えば個人的には
タイヤが細い!!
真っ先にこのイメージが思い付きます
自転車の種類 | タイヤのサイズ |
ママチャリ | 24~28インチ |
クロスバイク | 650C、700C |
ロードバイク | 650C、700C |
ママチャリの場合は
タイヤのインチサイズ=自転車の大きさ
この様なイメージがありますが
スポーツバイクの場合は
フレームの大きさ=自転車の大きさ
この様な関係性になるんです
だからロードバイクやクロスバイクは
同じ700Cのタイヤを履く自転車でも
フレームのサイズで適応身長が変わってきます!!
ちなみに今回調べる中で分かりましたが
ママチャリの27インチと700Cがほぼ同じ大きさでした(^^;)
ママチャリとスポーツバイクの違い⑤ ギアの切り替え段数が違う!!
個人的にママチャリに乗っていた時は
最安値のママチャリを買い漁っていましたので
もちろんフロントもリアもシングル
切り替えなしのママチャリに乗っていました!!
自転車の種類 | ギアの切替段数 |
ママチャリ | 無段~6段切替 |
クロスバイク | 16段~27段切替 |
ロードバイク | 16段~22段切替 |
ママチャリに関してはギアの切替なしの自転車も多いですよね
通勤通学用の場合は3段~6段切替の自転車を買うのですかね?
ロードバイクについては自分が乗っている
安価な入門用のロードバイクでは16段切替となっていますが
最高峰のロードバイクになると22段切替までできるんです
ちなみにクロスバイクでは27段切替の車種もありますが
切替段数も多ければよいものでもありません!!
現にクロスバイクの高級モデルを見て頂くと分かりますが
22段切替を採用しているんですから
それでも切替なしのママチャリからの乗り換えでしたので
ギアの切替が出来る自転車はやっぱり楽ですね
かなり恩恵は受けていますよ(^^;)
ママチャリとスポーツバイクの違い⑥ サドルの形状が違う!!
ママチャリとスポーツバイクでは
サドルの形状が大きく違います
自転車の種類 | サドルの形状 |
ママチャリ | 座面の幅が広く柔らかい |
クロスバイク | 座面の幅が狭く硬い |
ロードバイク | 座面の幅がさらに狭くかなり硬い |
”ママチャリは直立姿勢でどっしりと座って走る”
これが王道の乗り方ですよね!!
だからお尻との設置面積の広いタイプのサドルが採用されているんです
一方で前傾姿勢で走るロードバイク、クロスバイクは
基本的にサドルにどっしりと座って走る事を想定されていませんので
どちらかと言うと座り心地と言うよりも
軽量化やペダリングを邪魔しない事を考えて作られているんですね
だから初めて乗った時は100%お尻が痛くなりますよ!!
ママチャリからロードバイク、クロスバイクに乗り換える時の注意点
これからスポーツバイクに乗り換える方に向けて
知っておいて損はないスポーツバイクの注意点をいくつかピックアップします!!
スポーツバイクの注意点① タイヤの空気を頻繁に入れる必要がある
ママチャリに乗っていた頃を考えてみると
自転車のタイヤに空気を入れるのは
月に一度くらいだった気がします
一方でスポーツバイクはと言いますと
人によって違いはあると思いますが
自分は毎日空気を入れています!!
タイヤに入れた空気は自然に抜けていきます
これはママチャリだろうがクルマやオートバイも同じです
ロードバイクやクロスバイクのタイヤは細く入る空気量が少ないのですが
その割に高い空気圧を必要としています
だから少し空気が抜けただけでも走行時に感じる影響は大きいのです
日常的に自転車に乗る方にとって
毎日空気を入れる事は難しいかもしれませんが
高い頻度で空気を入れる必要があります
スポーツバイクの注意点② ノーメンテナンスでは乗れない
自慢する事では決してないのですが
ママチャリに乗っていた頃は完全にノーメンテナンスで乗っていました
本当にたまにタイヤに空気を入れる程度で
あとは何もしていませんでした
でもスポーツバイクになるとどうでしょう
高いグレードになれば20万、30万となります
その自転車をノーメンテナンスで乗るのは
心理的にも不可能ではないでしょうか?
メンテナンスが面倒くさいと思う自分でも
フレームを拭きあげたり
サビやすいチェーンやギアに注油をしたり
汚れを落としたりしていますよ(^^;)
スポーツバイクの注意点③ 慣れるまでは体の痛みが出る
スポーツバイクのサドルはマジで固いです
自分が乗っているロードバイクのサドルも
鉄の上に座っているのか?
大袈裟ではなく本当にこれぐらい固いです
基本的には前傾姿勢でサドルにどっしり座るように設計されていないので
仕方ないかもしれませんけど・・・
あとは前傾姿勢であるがゆえに重心が前のめりになりますので
体重が手に掛かるんです
なのでママチャリの頃にはなかった
手の痛み、腕の痛みも慣れるまではちょっとキツイ!!
まとめ
今回はこれからママチャリを卒業して
スポーツバイクに乗り換える方に向けて
両者の違いや注意点を書き連ねてみました
個人的にはママチャリでゆっくり街中を走るのも好きですし
スポーツバイクで颯爽と走るのも好きです
それでもやっぱり自転車で走る事が好きな人なら
スポーツバイクに乗って欲しいなと思いますね!!