ロードバイク

へぇ~、そうだったのか!! ロードバイク特有の溝が無いスリックタイヤって滑りやすい訳では無いんだってさ

2021年12月17日

実はロードバイクのタイヤに関する事で少し勘違いしていた事があったのです。

 

スポーツバイク特有のツルツルな”スリックタイヤ”は私の勝手なイメージでは、「スリックタイヤ=滑りやすい」と思っていたのです。

普通に考えれば靴で考えると靴底がすり減ってツルツルになったら滑りやすくなりますよね?

それと同じでスリックタイヤも滑りやすいと思っていたのですが、実はスリックタイヤ私が思っている様なタイヤではなかったのです。

 

今回は今まで勘違いしていた”ロードバイクのスリックタイヤ”に関するお話です!!

 

 

スポーツバイクに採用されているスリックタイヤとはどんなタイヤなの?

”ロードバイクのツルツルのタイヤって何よ?””スリックタイヤって何??”と思われる方もいると思いますので、スリックタイヤについて少し紹介したいと思います。

 

 

スリックタイヤとは何なのか?

スリックタイヤ(Slick tyre, Slick tire)とは、サイピング(排水用の溝)のない、主に舗装路面を走行するために使用される車両用のタイヤ

【スリックタイヤとは?】

●排水用の溝のないタイヤ

●舗装路面を走るタイヤ

この2点が主な特徴となります。

 

そしてスリックタイヤに関して調べを進めている中で、私がスリックタイヤに対して抱いていた最大の勘違いに気が付きました。

溝のないスリックタイヤはグリップ力が低いと思っていましたが、むしろF1カーなどがスタックタイヤを使用しているのはグリップ力を上げる為だったのです。

車用のスリックタイヤに関しては、路面との摩擦によってタイヤ表面を発熱によって溶かすことで粘着性を上げていたんです。

 

ロードバイクの場合は発熱が出るほどのスピードは出ませんが、地面との接地面が多いスリックタイヤはグリップ力も上がりますし、操縦性が上がるので安定して走る事が出来ます。

 

 

排水溝のないロードバイクのスリックタイヤは雨の日に乗らない方が良い?

スリックタイヤは排水溝のないタイヤですので、F1で使われるレーシングカーも雨天時はスリックタイヤを使用しません。

ロードバイクでもスリックタイヤはグリップ力が高いと言っても、雨天時には向かないタイヤだと思っていました。

 

『やっぱりロードバイクのスリックタイヤは雨天時は滑りやすいのか・・・』と思いましたが、それでも調べを進めるとこれもまた勘違いであることが判明したんです。

 

車で雨天時に水たまりなどを走行した際に、ハンドルやブレーキなどが制御不能となる「ハイドロプレーニング現象」と言う現象が起こります。

ハイドロプレーニング現象は路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えた場合に発生しますので、雨の日に溝のないタイヤで走行するのは”車の場合”はかなり危険なんです。

でもこれはあくまでも車で走行する場合の話です!!

 

自転車はハイドロプレーニング現象が起こらない

ハイドロプレーニング現象が起こりやすい条件に付いては以下の事が言えます。

●タイヤの溝が摩耗している

●深い水たまりがある

●空気圧が不足している

●高速で走行している(80km/h以上)

●タイヤの幅が広い

以上がハイドロプレーニング現象が起こりやすい条件です。

 

これを自転車に当てはめてみると、「溝のないタイヤ、深い水たまり、空気圧が不足」この3点に関してはハイドロプレーニング現象が起こりやすい条件に当てはまりますが、「高速走行をしている、タイヤの幅が広い」と言う点に関しては一般的なサイクリストであれば自転車の場合は80km/hを超える速度で走る事はまずありませんし、自転車のタイヤ幅はかなり狭いのでハイドロプレーニング現象の条件には当てはまりません。

 

自転車のタイヤメーカとしておなじみのパナレーサーが、スリックタイヤに関してこんなツイートを残しています。

 

結果的に自転車の重量や、自転車で出せるスピードではハイドロプレーニング現象は起こらないのです!!

 

 

あとがき

ロードバイクを始めて私も間もなく3年目に突入しますが、本当に知らない事が多く、スリックタイヤに関しても大いなる勘違いをしていましたね。

 

でもロードバイクバイクでも雨の日は本当に滑りやすいので気を付けて走行しましょうね!!

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