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キャンプ用テント買い替え時期の目安に!!テントの寿命はどの位あるものなのか?

2021年8月31日

先日私のもう1つの趣味であるロードバイクの寿命に関して調べてみると、実はロードバイクの寿命は5年〜10年しか無かったんです。

古い自転車とを街で見かける事があるのでもっと寿命が長いイメージがありましたが、どうやら自転車のフレームが4年目から劣化して行き壊れやすくなってしまうという事でした。

もちろん乗り方や使用頻度も関係してくるとは思います。

 

そこで今回はキャンプのメインギアでる”テントはどのくらい寿命はどのくらいある?”、テントを安全に使う事が出来る年数に関して調べていきたいと思います!!

 

 

【キャンプ】テントの寿命は何年くらいなの?

テントの寿命に関して調べてみると10年以上同じテントを使っている方もいますし、人によっては親からテントを譲り受けて20年以上大切に使っている方もいます。

 

だから壊れないように大切に使用すればテントも20年位は使えるんだと思います。

 

大人気アウトドアメーカーの”スノーピーク”でテントの寿命に関して調べてみるとこんな事が書かれていました。

『テント・タープの製品寿命はどれくらいですか?』

ご使用方法、ご使用回数、保管方法などによって異なりますが、丁寧にメンテナンスと保管をしていただければ長らくご使用いただけます。

ご使用後はしっかりと生地を乾燥させ、通気性の良い場所で保管くださいませ。

湿度の高い場所での保管や、長期間収納ケースに入れたままですと、幕体の劣化が進行する場合がございますのでご注意くださいませ。

出典:スノーピークHP

 

具体的な耐用年数は記載されていませんでしたが、テントのメンテナンス次第では”長らく使える”と言うものでした。

 

ちなみにコールマンなどの有名メーカーのホームページも確認しましたがテントの寿命に関して具体的に記載されたページはありませんでした。

 

実際にテントを長年使用しているベテランキャンパーさん方の見解を見てみると、テントの寿命に関しては『5年〜10年で買い替える』と言う意見が多かったんです。

 

 

テントの寿命が5年~10年と言われる理由

ではなぜ寿命が決まっていないテントを5年~10年で買い替えるのか?

ある程度納得できる2つの要因がありましたので見ていきましょう。

 

 

テントの寿命① 各部品の経年劣化が進む

どんな物でも長年使用すれば劣化してしまいます、テントの中ではフレーム、ポール等が経年劣化しやすい部品です。

 

テントのフレームに関してはちょっとお高いスノーピークのテントなどはジュラルミン(アルミ合金)のフレームが使われています。

そして私が購入した安いテントのフレームはグラスファイバー(FRP)と言う素材が使われているものが多いんです。

 

どちらの素材も強度的には強いと言われていますがキャンプは意図せず雨や強風など過酷な環境下でテントを長時間使用します。

さらに最近はドーム型のテントが主流になっていますがドーム型の場合はテントフレームを曲げながら利用していますのでその分常にフレームに負荷が掛かっています。

 

長期間展示品等でお店に展示されていたテントを安く購入された方の中では”1年も経たずに折れた・・・”と言う方もいました。

人気のテントであればメーカーに修理を頼んだりも出来る様ですがそれも面倒くさいですからね、テントフレームが折れたタイミングで買い替える人も多いと思います。

 

そして様々な部品の劣化が徐々に表れだす5年目以降でテントの買い替えを検討する方が増えだすんです。

 

テントの寿命② テント幕の加水分解が進む

私は適当な性格なので濡れたテントを乾かさないままテント袋に入れて持ち帰る事が多々あります、そして濡れたままの状態で放置していたのでインナーテントをカビさせてしまった過去があります。

テントを濡れたまま片づける事はテント生地にカビが発生する以外に、実はもう一つ加水分解と言う大きな問題を発生させてしまいます。

 

「加水分解って何?」って話なのですが、ドッペルギャンガーさんのホームページに答えが載っていましたのでコチラをどうぞ。

加水分解とは

加水分解とは、水分や空気中の湿気によって発生する分解反応のことをいいます。

とくにウレタンゴムやポリウレタン(PU)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面、加水分解を起こしやすい素材です。


ウレタンの生成段階からすでに劣化は始まっており、素材や製品が未使用であっても加水分解は進行します。

加水分解が進むと素材がボロボロになったり、表面がベタベタするようになります。

ウレタン素材の特性から、加水分解を避けることはできませんが、お手入れや保管方法により、劣化を遅らせることはできます。

水分を含んだまま放置・収納したり、高温多湿な保管環境をさけ、また定期的に空気に触れさせてください。


未使用であったり使用頻度が低い場合よりも、短時間の使用を頻繁に行うほうが加水分解の進行を遅らせることができるといえます。

出典:ドッペルギャンガーHP

テント幕には防水性を高めるためにポリウレタンコーティングが施されてるんです。

そのポリウレタンが加水分解を起こすことでテント幕がボロボロになったりべとべとになったりしちゃうんですね。

ちなみに水だけでなく空気中の湿気などとも反応してしまう為、テントのお手入れをどれだけ丁寧に行っても加水分解は防ぐことは出来ないらしく、ある意味テント幕の宿命と言うヤツでした。

 

テント幕の加水分解はお手入れなども重要になって行きますが、早いもので2年目くらいから始まってしまうと言うので加水分解が始まった段階で防水効果がかなり低下してしまうんです。

 

「最近テント幕がベトベトになって来たな~」と思ったら加水分解が始まっているという事ですね・・・。

 

 

テント買い替えの目安は何年?

 

テント自体は大切に使えば10年、20年と使い続ける事は可能です、私もフレームが折れるまでは使い続ける予定です。

 

しかし20年間フレームが折れずに使う事が出来ても、結局テントが本来持っている防水機能であったり紫外線防止効果などは失われているんですね。

 

だからこそテントの寿命は5年から10年と言われているんです!!

 

テントの買い替えの目安について答えを出すのであれば”10年以内に買い替える”と言うのが妥当ではないでしょうか?

 

 

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