私が小学校入学する前なのでもうかれこれ40年近く前の事なんですが、ウチの父がロードバイクに乗っていた事をふと思い出した。
ウチは裕福な家庭でもなかったですし父も極力お金を使わない人だったのできっと安物のロードバイクだったと思う。
どこの自転車メーカーのロードバイクだったんだろう?父が他界している為確認する事も出来ませんけど・・・。
ただドロップハンドルでやたらとタイヤが細かった自転車に乗っていた記憶があります、しかしその事以外はどんなロードバイクだったかも覚えてない。
40年前のロードバイクってどんなものだったのだろうか?
今回は”ちょっと昔のロードバイク”と題しましてあの頃父が乗っていたロードバイクを思い出してみたいと思う!!
昔のロードバイクは今のロードバイクとなにが違うのか?
昔のロードバイク① 価格はどのくらいだったのか?
今回調べてみて分かったのですが今から40年前、1980年当時のロードバイクに関しては情報が圧倒的に少ないんです。
当時はネット社会でもなかったしSNSも無いので当たり前かもしれませんけどね、少ない情報の中でさらに調べを進めていくとナショナル製のロードバイクで安いモデルのロードバイクだと”8万円”位から販売されていたとの記載がありました。
高いモデルでもせいぜい30万円位だったようです、だから今の様に100万円もする高価なロードバイクは無かったんですね。
ちなみにナショナルは現在のパナソニックです、今では家電のイメージしかありませんしけど元々パナソニックの創業者である松下幸之助さんは自転車店で見習いとして働いていた時期があったのだとか。
だから実は松下幸之助さんは自転車に思い入れが強かったらしいです。
昔のロードバイク② 当時のタイヤはどうだった?
昔のロードバイクタイヤに関し調べてみると当時の流行りはチューブラータイヤでした。
チューブラータイヤはタイヤにチューブが縫い合わされ合体しているこんなタイヤです。
画像出典:暮らしーの
ちなみに今の主流はクリンチャータイヤです。
クリンチャータイヤはタイヤとチューブが分離しているのでパンク修理は簡単に出来ますが、一方でチューブラータイヤはタイヤの中にチューブが縫い込まれていますのでパンク修理はかなり骨が折れるんです。
でもチューブラータイヤは軽量な事もあって未だにプロのロードレーサーには好んで使う方もいるんです。
昔のロードバイク③ 当時のコンポ事情は?
ロードバイクの要となるコンポの関して調べてみると1980年代には私が愛用しているクラリス、そしてソラもありませんでした。
当時の主流はフロント2段リア5段10段変速が主流だったそうです。
そもそもコンポと言う自転車の部品がセットで売り出され始めたのが1970年代の事で、今ではおなじみのSTIレバーが出たのも1990年になってからです。
1980年代のロードバイクは今ではほとんど見かける事もないWレバーが主流でした。
現在所有しているクラシックロードバイクの紹介です
— 鳩@自転車/ゲーム (@h_hato2) October 23, 2018
ミヤタのセブンテン
ミヤタ号のパーツはクラシックで組んでます
主なパーツ(コンポーネント)
シマノ600EX(現在のアルテグラグレード)
Wレバー式(無段階仕様)2×6段変速(12段) pic.twitter.com/7py1cQHIJx
変速が手元でできないのは明らかに使い勝手が悪そうですが当時はこれが当たり前だったんですよね~。
昔のロードバイク④ 昔のロードバイクの重さは?
一昔前のロードバイクはクロモリフレームが主流でした、重量は10kgを少し切るくらいのものが多かったようです。
現在はカーボンなどの軽量素材もありますからその辺と比べてしまえば違いは大きいのですが、私が乗っているエントリーモデルのロードバイクも車体重量は9.9kgですから今も当時もロードバイクの重量は大差ないんですね。
あとがき
本当に40年ぶりに思い出した過去の記憶。
趣味の為に乗ってたのか?
通勤の為に乗ってたのか?
何処のメーカーだったのか?
もし父が生きていたらロードバイクに関して色々と話をしてみたかったですね。
いつかウチの子供も同じ様に私が乗っていたロードバイクを思い出してくれるのだろうか?