一時期このブログでも自転車のタイヤに関する記事を多く書いていました。
きっかけはロードバイクのタイヤを太くしようと思い色々と調べていたからです。
そして私はロードバイクのタイヤを太くしてから約2年が経過しました。
個人的にはタイヤを元の太さに戻したいと思わないのでタイヤは太い方が良いと思っていますが、果たして自転車のタイヤは”細い方が良いのか?太い方が良いのか?”
今回は両者のメリットを洗い出し再びどちらが良いのかを考えて見ようと思います!!
自転車のタイヤが太い事によるメリット
それではまずは自転車のタイヤを太くするメリットを考えてみましょう。
ちなみにデメリットに関しては
”太いタイヤのメリット”=”細いタイヤのデメリット”
”細いタイヤのメリット”=”太いタイヤのデメリット”
このような観点から重複してしまうので今回はあえてデメリットに関しては書きません!!
自転車のタイヤが太いメリット① 乗り心地が上がる
自転車のタイヤを太くする事で受ける恩恵の中でも、一番のメリットはやはり”乗り心地が上がる”という事では無いでしょうか?
実際に私が自転車のタイヤを太くしたのも乗り心地を上げる為です。
そして実際にタイヤを太くしてみて一番最初に感じたのも「乗り心地が良くなった」という事でした。
高価なフレームのロードバイクに乗り換えれば乗り心地を向上できるかもしれませんが、自転車部品の中で唯一のゴム製品であるタイヤによる乗り心地向上効果は絶大なのです。
自転車のタイヤが太いメリット② パンクしなくなる
通勤や通学でママチャリに乗っていた頃は毎日の様に自転車に乗っていましたが、パンクする事はせいぜい1年に1回ある程度でした。
それに比べてロードバイクの細いタイヤは週に一度程度しか乗らないのですが、月に一度は必ずパンクしていたと思います。
ママチャリに乗っていた頃よりもパンクリスクを少なくするために段差に気を使って走ったり、悪路を避けて走ってもどうしてもパンクしてしまっていたんです。
しかしロードバイクでもタイヤを太くしてからは、パンクの頻度がかなり減りましたのでタイヤを太くする事でパンクリスクはかなり軽減する事が出来ています。
自転車のタイヤが太いメリット③ 悪路でも走りやすい
太いタイヤの自転車という事で一番に思い付くのはマウンテンバイクです。
マウンテンバイクにも以前乗っていた時期がありましたが、地面とタイヤの接地面が広い分グリップ力が高いので必然的に悪路であっても安定感が違うのです。
一方でスポーツバイクの細いタイヤの場合は本当に滑りやすく、ちょっとした砂利道の走行でも気を使って走らないと怖いです。
自転車のタイヤが細い事によるメリット
自転車のタイヤが細い事によるメリットを色々と調べてみたのですが、実は細いタイヤにはメリットは少ない事が分かりました。
唯一細いタイヤのメリットがあるとすれば重量が軽い事です。
実際にスポーツバイクのタイヤで重さを調べてみました。
今回の比較対象はパナレーサー社のパセラと言うタイヤで比較しております。
タイヤサイズ | 重量 |
700×23C | 410g |
700×32C | 630g |
23C?32C?ってどういう事ていう方もいると思いますが、簡単に言えばタイヤ幅になります。
一般的なママチャリのタイヤ幅は35mmですので35Cと考えてみて下さい。
重さに関してはスポーツバイクの23Cの細いタイヤと32Cの太目なタイヤで比べても220gしか違いはないので大した事ないと思いますが、自転車の足回りで220gと言う重さは結構な違いになります。
220gと言う重さをイメージする為に参考になる重さをで調べてみましたが、中ぐらいサイズのサツマイモ1本が200gだそうです。
その他ではレンジでチンするご飯でおなじみのサトウのごはん1パックが220gでした。
このサトウのごはん1パック分の重さがタイヤの中に入っていると考えたら、タイヤが細い事で大きな影響が出る事が想像頂けると思います。
実はタイヤの太さではスピードへの影響はさほどない?!
個人的にはずっと細いタイヤ=速く走れると思っていました。
実際に私もロードバイクのタイヤを25Cから28Cに太くした時に、やっぱり少しもっさりした感じもありましたしスピード感を失った気がしたのも事実です。
しかし今回自転車のタイヤに関して調べてみると、実はタイヤが細くてもスピードに影響はさほどない?!と言う情報を目にしました。
言われてみれば確かにすごく違和感を覚える事がありまして、スピードマシンであるロードバイクですが、近年こぞって各メーカーさんがロードバイクの標準装備のタイヤを太くする傾向があるんです!!
ロードバイクのタイヤに関して調べてみると、一昔前のロードバイクタイヤは21Cのタイヤが主流だったと言います。
しかし3年前にロードバイクを購入した時には21Cのタイヤを採用しているロードバイクは見た事もありません。
21Cタイヤはママチャリが35Cと言われていますから半分とまでは言えませんが、ママチャリのタイヤを4割ほど細くしたタイヤ幅になります。
だから21Cタイヤはめっちゃ細いタイヤです!!
その後ロードバイクのタイヤは21Cから23Cに主流が移り、2015年くらいから徐々に23Cから25Cのタイヤが主流になり、2019年頃からはついに28Cが標準装備のロードバイクが主流になりつつあります。
現在プロのロードレーサーの方々も25Cのタイヤを使うのが当たり前になっていると言います。
スピードを求めるロードバイクのタイヤが太くなるって、それはちょっと違うんじゃない?と思ったのですが、近年の検証結果などによって「細いタイヤの方がエネルギーロスが大きい、空気抵抗に関してもタイヤの太さで変化がほとんど無い」この様な結論に変わって行っているんです。
もちろん自転車の走行スピードに関しても”タイヤの太さによってスピードの差は殆どない”事が分かってきてしまったんですね・・・。
自転車は細いタイヤと太いタイヤはどちらが良いの?
ここからはかなり個人的な見解になってしまいますが、現在プロのロードレーサーの方々の主流も25Cと太くする傾向になりますので、やはり太いタイヤの方がメリットはあるのかなと思います。
でもどうなんでしょうね?
プロのロードレーサーの方々もタイヤを太くすると言っても25Cな訳で、現在主流の28Cにはしていない所を見るとやはり現時点でスピードを重視する自転車ユーザーさんのベストタイヤは25Cなのかもしれません。