キャンプ場では日常生活では経験する事のない様々なトラブルが起こります。
実際に私も以下の様なトラブルに直面しました。
キャンプトラブル① 強風に耐えきれずテントもろとも吹っ飛ばされた事件
画像出典:2020年1月、今年初キャンプは何かと上手くいかない事ばかり・・・in別府市志高湖キャンプ場!!とある日おっさんソロキャンプ#5
突然訪れた突風によってテントやテーブルその他もろもろが吹き飛ばされてパニックに陥る事態が発生。
この時焚き火台に火が付いていましたので、焚火台の上にテントが落ちていたら火災事故が発生していたかもしれない事例です。
キャンプトラブル② トンビによる弁当強奪事件
画像出典:【2022年3月:ソロキャンレポート】もしかしたら最後かもしれない・・・・・、さよなら志高湖キャンプ場?!~前編~
この写真は大自然に囲まれたキャンプ場で気分よく昼ご飯を食べようと思った時にトンビに弁当をぶちまけられ食べられなくなった時の写真です。
この様に日常生活ではあり得ないトラブルが起きます・・・。
今回はそんなキャンプで起こりうるトラブルの中でも、最も身近なトラブルである”焚き火による火事・火災事故”を実例と共に調査していきます。
焚火による火災はどれくらい起きているのか?
今回ブログを書くにあたって、キャンプだけでなく日常生活なども含めて全ての火災原因に関して調べた結果この様な事が分かりました。
画像出典:総務省(令和2年(1~12月)における火災の状況(確定値)
このグラフは総務省が2020年度の火災の原因をまとめたものです。
全ての火災原因の中でも焚き火による火災は、その他の原因を除けばタバコに次いで2番目に多い火災原因だったのです。
焚火での火災発生件数も2824件という事ですから、1日当たり7.7件焚火による火災が発生しているんですよ!!
キャンプ場での焚火による火災を実例と共に考える
キャンプ場での焚火による火災が何故多いのか?なぜ起きてしまうのか?、まず考えたい事は焚火による火災事故が起こる原因についてです。
【焚き火による火災の要因】
①直火禁止エリアでの直火で焚火をした
②周囲に燃え移る危険がある場所で焚火をした
③風が強い日に火の粉が飛んで飛び火した
④焚火が終わった後の火の不始末があった
他にも焚火による火災の原因はあるかと思いますが、主な要因は上記の様なことではないでしょうか?
それではここから実例と共にひとつづつ掘り下げていきます!!
焚き火による火災事例① 直火禁止エリアでの直火で焚火をした
さっき管理人さんと話してたんだけど、横にこれがあるのよ。落ちてる木を燃やしてたんだと思うんだけど、水かけて消してるからどうしようもない。
そりゃ直火禁止になるよね。少なくとも道志の森キャンプ場プール周辺は直火禁止って言ってた🤔 pic.twitter.com/owSX3FCmox— 6号⛺ (@rokugosan) January 12, 2019
このツイッターの状況はとんでもない事をやっています、直火禁止の場所で落ちている木をそのまま地面に置いて燃やしているなんて・・・、さすがにこれはひどい。
今回調べて見ると直火禁止のキャンプ場であっても平気で直火で焚火をする輩は意外と多いんです、急速にキャンプ人口が増えたため直火禁止の意味が分からない人もいるのかな?
焚き火による火災事例② 周囲に燃え移るリスクがある場所で焚火をした
今回のキャンプ場は直火OKなキャンプ場だったけど、盛大に延焼させた跡、木の近くで焚き火をして根元を焦がした跡、盛大に炎を上げて枝を枯らした跡…なかなかやりたい放題の痕跡多数でした。ここが直火禁止になる日も遠くない気がします。いずれ山火事起きそう…💧 pic.twitter.com/RK3oYP0l8r
— 焚き火の隣のChivas Regal (@CAMP_TAKIBI) June 7, 2021
このキャンプ場は直火禁止のキャンプ場ではありませんので、ルールを破っている訳では無いのですがモラルを考えたら正直どうなのでしょうか?
直火で焚火をした地面だけでなく木の根元が焦げていたり、焚き火の火力が強すぎて木の枝も変色しています。
幸いな事に木やその枝に引火して火災には至っていませんが、こういう輩がいなくならない限り直火禁止のキャンプ場がどんどん増えていくんでしょうね。
焚き火による火災事例③ 風が強い日に火の粉が飛んで飛び火した
無法者たちが犯した自然破壊の現場です。ニュースにも出てましたが、強風時にこの場所で焚き火 バーベキューをしているグループがいたらしくその後火事になってこんな状況に… ここはただでさえ火付きの良いススキの穂が密集していたエリアで、そもそも禁じ手の直火をした結果がこのありさまです。 pic.twitter.com/BwO2tZW7e9
— PK (@PK66913052) February 23, 2021
私はキャンプに行った際は毎回必ず焚火を行っています。
強い風が吹く日も関係なく焚火していましたし、雨が降ってもタープの下で無理やり焚き火したりしていました。
風が強い日でもしっかりと焚火を見守っていれば火災にはならないと思っていましたが、実際には周囲に何もない広場の様な場所であっても下が芝生であれば火の粉が飛ぶ事で火事になり得ます。
また今回引用させてもらったツイッターの様に周囲にススキが生えていたり枯れ草が多いエリアなどでは一瞬で火が回ってしまいます。
実際に風の強いキャンプ場での火災の動画がありました。
風が強い日は安全を第一に考えれば「焚き火を行わない」と言う決断も必要なのですね!!
焚き火による火災事例④ 焚火が終わった後の火の不始末があった
悲報…
昨日のガスバーナー
貸した子たちの所を
見に行ったら…直火焚き逃げ…
しかもまだ、消えてない…
貸さなければよかった💢
タバコの吸い殻もある💢 pic.twitter.com/cJ7jbRefNS
— さざなみキャンプ (@sazanamicamp) May 27, 2022
近年のキャンプ場では『焚き逃げ』と言う言葉が新しく生まれました。
【焚き逃げとは?】
焚き火後に使用した炭や石で作ったかまどなどをそのまま放置して帰る行為、炭を埋めて帰る行為も焚き逃げと言われている。
まぁ要するにモラルの欠片もない無法者が行う行為です、今回参考にしたツイッターの投稿は焚き逃げの中でも最もタチが悪い行為です。
何故なら、まだ火が消えていないから!!
これはさすがに引くレベルで悪質です。
焚き逃げに関しては他にもこの様な投稿もありました。
昨日、奥多摩の氷川キャンプ場でゴミ集積場が火事になりました。
原因は見ればわかると思うけど、ゴミ集積場に火がついたまま捨てられた炭。
しかも焚き火台ごと。
常識で考えても火事になるだろうに。 pic.twitter.com/vccdfsxW9r— 組長まき (@okutamaki) July 11, 2022
焚き火後に炭の消火をしないまま焚き火台ごとゴミ捨て場に捨てられると言う想像を絶する行為です。
さすがにこれをやってしまった方は焚き火をする資格が無いですよ!!
あとがき
さて、いかがだったでしょうか?
キャンプ場での火災事故を私は見た事がありませんが実際には焚火による火災は多いのです。
整備や手入れがしっかりとされたキャンプ場でも今回書いたような条件下では火災が起きますので、お互いに気を付けて焚火を楽しみましょう!!