ロードバイク

大手サイクルショップで買える、お手頃価格のクロスバイク『バカンゼ(VACANZE)』ってどんなクロスバイクなの? 機能や性能面を徹底的に調査しました!!

2023年9月3日

40代で再び自転車に乗り始めた当ブログの管理人hachiです!!

 

クロスバイクも有名自転車メーカーさんだと10万円を超える車種も少なくはありません。

『クロスバイクの価格は安く抑えたい!!』

『でも品質や性能はある程度欲しい!!』

この様に思うのは私だけでしょうか?

 

そこで今回調査して行くのはクロスバイク「バカンゼ(VACANZE)」です、名だたる超有名自転車メーカーさんのクロスバイクではありませんが、以下の様な大手自転車取り扱い店で購入できるんです。

クロスバイク『バカンゼが買えるお店』

◆サイクルベースあさひ

◆イオン・イオンバイク

◆スポーツデポ

◆セオサイクル

◆ダイシャリン

◆ジョイフル本田

◆ワイズロード

◆ワイズロード

◆サイクルオリンピック

◆ビックカメラ

◆ヨドバシカメラ

その他多数・・・。

※店舗によって取り扱いが無い店舗もあり

 

自転車の購入検討している方なら、一度は訪れた事がある自転車取り扱い店がずらりと並んでいます。

 

今回はあまり知られてないがゆえに情報量が少ない、クロスバイク『バカンゼ』に関して詳しく見ていきますよ!!

 

 

『バカンゼ(VACANZE)』はどこの自転車メーカーのクロスバイクなのか?

ネット通販で見かける安価なクロスバイクには、製造メーカーさんが不明な怪しいクロスバイクもあります。

 

今回調査するクロスバイク『バカンゼ』は全国的に大きく流通している自転車なので、さすがに情報も分からない怪しいクロスバイクでは無いと思いますが、一体どの様なメーカーさんのクロスバイクなのでしょうか?

 

調べてみると”バカンゼ”は埼玉県越谷市に本社を置く、”ホダカ株式会社”と言う会社のネストと言うブランドのクロスバイクでした。

 

『ホダカ株式会社?そんな会社聞いた事無いけど?』と思われる方もいるかと思いますが、創業50年以上の歴史ある日本の自転車メーカーさんで、以前は自転車業界最大手ジャイアントの傘下に入っていた事もある会社なんです。

 

現在ホダカ株式会社さんが展開している自転車ブランドは、ネスト以外にも以下のようなブランドがあります。

 

【ホダカ株式会社:自転車ブランド】

・marukin 『マルキン』

・KhodaaBloom 『コーダーブルーム』

・THIRDBIKES 『サードバイクス』

 

【ホダカ株式会社:自転車パーツブランド】

・P&P COMPONENTS 『P&P コンポーネンツ』

・BANANAWORKS 『バナナワークス』

 

ホダカ株式会社の自転車はお手頃価格のクロスバイクを探している方であれば、自転車店や自転車コーナーで間違いなく一度は目にしているブランドです。

 

 

 

クロスバイク:VACANZE1、VACANZE2のスペックまとめ!!

バカンゼのクロスバイクは

◆VACANZE 1

◆VACANZE 2

◆VACANZE 2 DISC(ディスクブレーキ搭載)

◆VACANZE 2 FLASH(常時点灯LEDライト、ダイナモホイール装備)

実は2023年8月時点で上記の4種類あります。

 

今回はこの4種の中でもVACANZE1、VACANZE2に絞ってスペックを見ていきます!!

 

 

【VACANZE1】

 

価格 65,890円(税込)
サイズ 380mm、440mm、500mm
車体重量 約10.1kg
変速段数 外装21段変速
フレーム素材 アルミフレーム
メインコンポ シマノ:TOURNEY
タイヤサイズ 700×32C(仏式バルブ)

 

 

【VACANZE2】

 

価格 59,950円(税込)
サイズ 380mm、440mm、500mm
車体重量 約10.0kg
変速段数 外装7段変速
フレーム素材 アルミフレーム
メインコンポ シマノ:TOURNEY
タイヤサイズ 700×32C(仏式バルブ)

VACANZE1、VACANZE2の大まかなスペックです。

 

VACANZE1、VACANZE2のスペックを見ただけではイマイチピン来ないと思いますので、大手自転車メーカーさんのクロスバイクと比較しながら見ていきましょう。

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2の価格について

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 価格
ネスト VACANZE1 65,890円(税込)
ネスト VACANZE2 59,950円(税込)
ジャイアント ESCAPE R3 79,200円(税込)
トレック FX 1 Disc 82,390円(税込)
ビアンキ C-SPORT 1  93,500円(税込)

実際に自転車店で購入する際は割引価格となりますのでもう少し安く手に入ると思いますが、ジャイアント、ビアンキ、トレックなどの大手自転車メーカーさんのクロスバイクは初心者向けモデルでも8万円~9万円とお高め価格です。

 

一方で今回取り上げているネストのバカンゼは6万円前後の価格です、大手メーカーよりは2万円~3万円ほど安い価格設定です。

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2のフレームサイズについて

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 サイズ種類
ネスト VACANZE1 3種(380、440,500)
ネスト VACANZE2 3種(380、440,500)
ジャイアント ESCAPE R3 4種(XXS、XS、S、M)
トレック FX 1 Disc 5種(XS、S、M、L、XL)
ビアンキ C-SPORT 1  4種(43、47、51、55)

 

VACANZE1,2のサイズ展開は

◆380mm(適応身長145cm~162cm)

◆440mm(適応身長160cm~175cm)

◆500mm(適応身長173cm~190cm)

上記の3種類展開となっています。

 

ママチャリやシティサイクルはタイヤのインチ数で自分に合った自転車を探しますが、クロスバイクはフレームのサイズで乗れる自転車が決まります!!

快適にクロスバイクに乗るにはサイズ展開が多い方がベストです。

大手自転車メーカーは4、5サイズ展開していますが、一方で安価なクロスバイクではワンサイズしかない車種もありますので、個人的には3種類サイズ展開されているバカンゼは優秀だと思いました。

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2の車体重量について

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 重量
ネスト VACANZE1 10.1kg(500)
ネスト VACANZE2 10.0kg(500)
ジャイアント ESCAPE R3 10.7kg(Sサイズ)
トレック FX 1 Disc 12.68kg(Mサイズ)
ビアンキ C-SPORT 1  11.2kg(47サイズ)

※トレック:FX 1 Discはディスクブレーキ仕様です。(ディスクブレーキは普通のブレーキと比較すると約800gほど重たくなっています)

 

VACANZE1,2の車体重量は約10kgです。

この価格帯のクロスバイクでは『めっちゃ車体重量が軽いじゃないか!!』と思いましたが、VACANZE1,2の重量付属品・保安部品除く重量となっています。

そこでVACANZE1,2の付属品と保安部品の重量を調べてみましたが、情報が出て来なかった・・・。

 

大手自転車メーカーさんとの単純な比較は難しいですが、付属品、保安部品という事で考えると高輝度ライト、ベル、リフレクタ、スタンド、バルブアダプター、ペダル等々あります、これらを合わせてプラス1kgと考えてもVACANZE1,2の車体重量は11kg台ですので軽い事に違いはありません。

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2の変速段数について

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 変速段数
ネスト VACANZE1 21段変速
ネスト VACANZE2 7段変速
ジャイアント ESCAPE R3 24段変速
トレック FX 1 Disc 16段変速
ビアンキ C-SPORT 1  24段変速

VACANZE1の変速段数は21段変速、VACANZE2の変速段数は7段変速です。

 

『変速段数が多い=速く走れる』と言う訳ではありませんが、VACANZE1の変速段数は21段変速は良いと思いとしても、VACANZE2の7段変速はどうなんでしょうね?!

せっかくスポーツバイクに乗るなら、もう少し変速段数が多い方が走りやすいと思いました。(あくまでも個人の意見です)

 

自転車の変速段数に関して詳しく知りたい方はこちらで。

 

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2のフレーム素材

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 素材
ネスト VACANZE1 アルミフレーム
ネスト VACANZE2 アルミフレーム
ジャイアント ESCAPE R3 アルムフレーム
トレック FX 1 Disc アルムフレーム
ビアンキ C-SPORT 1  アルムフレーム

VACANZE1,2はどちらも6061アルミフレームが採用されています。

 

6061アルミは多くのスポーツ自転車で採用されており、耐食性に優れており耐久力のあるフレームです。

 

自転車のアルミフレームもピンキリです、大手自転車メーカーさんは独自のアルミフレームを採用しているので単純比較は出来ませんが、本体価格と見合う品質の良いアルミフレームを使用していると思われます。

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2のメインコンポについて

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 メインコンポ
ネスト VACANZE1 SHIMANO :Tourney
ネスト VACANZE2 SHIMANO :Tourney
ジャイアント ESCAPE R3 SHIMANO:ALTUS 
トレック FX 1 Disc SHIMANO :Tourney&Acera
ビアンキ C-SPORT 1  SHIMANO :Tourney&Acera

VACANZE1,2はどちらもメインコンポはシマノ社のTourneyです。

 

ちなみにクロスバイクに採用されているシマノ製コンポで、エントリーモデルに採用されているコンポは以下の通り。

・ALIVIO

・ALTUS

・ACERA

・TOURNEY

※上から順番に性能も価格も高いコンポとなります。

 

グレードとしては一番下のグレードのコンポとなりますが、自転車部品メーカー世界最大手のシマノ社が手掛けるコンポですので、一番下のグレードでも良いパーツである事に変わりはありません!!

 

 

 

クロスバイク:VACANZE1&2のタイヤサイズについて

【主要メーカーエントリーモデルとの比較】

自転車メーカー モデル名 タイヤサイズ
ネスト VACANZE1 700×32C
ネスト VACANZE2 700×32C
ジャイアント ESCAPE R3 700x30C
トレック FX 1 Disc 700x35c
ビアンキ C-SPORT 1  700x38c

VACANZE1,2のタイヤは32Cです。(タイヤ幅は32mm)

 

ママチャリのタイヤが35mmと言われていますので、ママチャリよりも少し細いタイヤだとイメージしてください。

 

一昔前までスポーツ自転車の細いタイヤが主流でしたが、ここ5年ほどで一気に勢力図が変わり太めのタイヤが主流になりつつあります!!

 

実際に街乗りや通勤通学をメインで使用する場合は、太いタイヤの方がパンクのリスクも減ります、何よりも乗り心地が良いので私も自転車は太めのタイヤを好んでいます。

 

 

VACANZE1とVACANZE2を買うならどっちが良いの?

VACANZE1とVACANZE2のスペックなどを今回は細かく見てきました。

 

価格が安くシンプルなのはVACANZE2ですが、個人的には『VACANZE1一択』だと感じました。

 

私としてはやっぱり変速段数の少なさがデメリットです、スポーツタイプの自転車は快適に走れるのが醍醐味なので細かくギア調整が出来た方が絶対に楽!!

 

またブレーキもVACANZE1はシマノ製ですが、VACANZE2はテクトロ製だったり、VACANZE1は付属品でライトが付いているが、VACANZE2はライトは別売りだったりします。

 

価格自体5,000円程度しか変わりませんので私だったらVACANZE1を買う!!

 

あとがき

イオンバイク、サイクルベースあさひ等々、多くの自転車店で流通している「ネストのバカンゼ」

 

『街乗りで使う為にクロスバイクを探している』

『通勤通学の為のクロスバイクが欲しい』

クロスバイクを使う目的がはっきりとしているのであれば、ネストのバカンゼと言うクロスバイクは入良いクロスバイクだと思いました!!

 

-ロードバイク